7月26日 米カリフォルニア州レディング近郊の光景
・Shasta S. Heart. via @Strange_Sounds
アメリカのカリフォルニア州で発生して拡大が続いている山火事は、完全な終息の目処が立たないようで、今も続いています。
その様相は、むしろ激しくなっていっている感じもあり、最近のいくつかのカリフォルニアの山火事の報道を見ていると、「黙示録的」と言わざるを得ない光景などが載せられています。
下の写真は、7月31日の CNN の報道にあったものです。
米CNNの報道より
・A fire tornado with 143 mph winds hit Redding during Carr Fire
煙で赤く染まる太陽の中を消化ヘリコプターが飛び交う様子は、戦争映画的ともいえるものです。場所は、最も激しい山火事となっているレディングという街の周辺だと思われます。
カリフォルニア州レディングの場所
・Google Map
このレディング近郊で、7月26日、
「巨大な炎の竜巻」
が発生していたことがわかりました。
これは、アメリカ国立気象局が 8月2日に報告してわかったものです。
炎の竜巻
アメリカ国立気象局が8月2日に発表した報告書
炎の竜巻は、日本語では「火災旋風」(Fire whirl )というように言われて、山火事の中で起きることはあるものです。
しかし、今回のものはその規模がとても大きく、このような炎の竜巻は、これまでほとんど発生したことがないものではないでしょうか。
炎の竜巻を報じる米CBSニュースより
・Fire Whirl In Carr Fire Equal To EF-3 Tornado
・Fire Whirl In Carr Fire Equal To EF-3 Tornado
なお、この炎の竜巻によって、3名の方が亡くなったことが報じられています。
カリフォルニアのこの山火事の今後につきましては、現在のカリフォルニアでは異常ともいえる高温と乾燥が続いていることもあり、地元の消防当局も「今後さらに大規模な山火事が発生する可能性が高い」と述べていまして、先行きはかなり不透明となっています。
気候次第では、このような黙示録的な光景がまだまだ拡大してしまうことになっていくのかもしれません。