2019年6月18日の中国の報道より
6月18日夜に、山形沖でマグニチュード 6.8で最大震度 6強という強い地震が発生しましたが、その前日、中国の四川省の長寧(ちょうねい)県という場所で、同地としては極めて稀な地震が発生し、翌日までに死者は 20名近くに達しています。
地震のあった四川省長寧県
・Google Map
なお、中国の報道では、この四川省の地震の規模はマグニチュード 6.0と報じられていますが、アメリカ地質調査所(USGS)のリアルタイムデータでは、マグニチュード 5.2となっていまして、実際にはマグニチュード 6よりもかなり規模の小さなものだった可能性があります。
いずれにしましても、山形沖の地震より相当規模の小さな地震にもかかわらず、その被害は甚大なようで、写真を見る限り、多くの建物が倒壊しています。
2019年6月18日 地震の翌日の四川省長寧県
・四川日報
この中国四川省での地震のあった 6月17日から、山形沖M 6.8地震の 6月18日までの 2日間では、全世界でマグニチュード 4以上の地震が次のように起きています。
2019年6月17日
マグニチュード4以上 31回
マグニチュード5以上 16回
マグニチュード6以上 1回2019年6月18日
マグニチュード4以上 28回
マグニチュード5以上 15回
マグニチュード6以上 1回
このうちの「マグニチュード 5以上の地震」数が際立っていまして、通常では、これは、一日に 1回も起きるか起きないか程度のものですので、この 2日間は非常に多いといえます。
ニュージーランドの周辺でも、繰り返しマグニチュード 5以上の地震が発生しています。
今しばらく、世界各地で地震と火山の噴火が活溌化した状態が続く可能性もありそうです。