イナゴだらけのソチの街の様子
ロシアの黒海に面したリゾート地であり、2014年の冬期オリンピックの会場にもなったソチが、ロシアでの現象としては極めて珍しい「イナゴの大群に侵略されている」という事態に陥っています。
ソチの街で・・・というより、ロシアのこの地方で、このようにイナゴの大群が街を埋め尽くすということは前例がないことだそうです。
現在、ソチを侵略しているイナゴは、モロッコトビバッタというもので、要するにトノサマバッタ系のものです。
モロッコトビバッタ
・kuban24.tv
冒頭の画像の実際の動画が下のものとなります。
https://youtu.be/pgn1ncrDVrI
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ソチは、黒海沿いの下の位置にあります。
・Google Map
そして、このイナゴの大群は、どうやら、東から西に向かう中でソチを通過したようです。というのも、1週間ほど前には、ソチより少し東にあるスタヴロポリという場所で、おそらく同じイナゴだと思われる集団が街を襲ったことが報じられていたのです。
2016年6月23日のロシア・スタヴロポリ地方
その集団が、今、ソチに到着し、リゾート地の観光客などがそれなりに当惑しているという感じのようです。
動画を見ますと、観光客とおぼしき人々は、特に男性はイラついているような感じの人も見受けられて、イナゴを蹴ったり、踏みつぶしたりしていますが、何百万ものイナゴの群に前にした行動としては、ほとんど何の意味もないかと思われます。
イナゴを蹴っている男性
イナゴがこのまま西に向かいますと、黒海を迂回しなければならないので、次は、トルコ方面に行くか、ウクライナ方面に行くかというようなことになりそうです。
また、今回の報道では農業被害についてふれられていませんが、おそらく、ソチのあたりは農地ではないのかもしれません。
イナゴの大群発生の最大の問題は、大規模な農業被害で、場合によって壊滅的な状況をもたらします。
古くは、紀元前 13世紀頃の旧約聖書『出エジプト記』に、あるいは、紀元 1世紀頃とされる『ヨハネの黙示録』などに、イナゴの大群に人間社会が苦しめられる描写が記されていますが、記録に残すほどの災害だったということなのでしょう。
そして、これまでになかった「ロシアにまでイナゴの大群が出現し始めた」というあたりが、今の時代の黙示録的な部分なのかもしれません。