・7月16日 イタリア・パレルモ fobosplanet
日本や中国などを含めて、アジアでは過去に記録にないような短時間での豪雨などによる被害が出ていますが、ヨーロッパでも「前例のない」ような雨が記録される場所が多くなっています。
イタリア・シチリア島のパレルモでは、壮絶な短時間豪雨により、道路や住宅が、ほんの2時間ほどで各地で水没した様子が報じられていました。
2020年7月16日 パレルモにて
・vanityfair.it
・Google Map
パレルモの市長は、「この雨は、パレルモを襲った雨としては、1790年以来最強のものだった」と述べたことが報じられています。
気象局は、「約 2時間で年間の降水量と同じ程度の雨が降った」と述べていますので、壮絶な豪雨が短時間に降ったもののようです。
パレルモ気象局は「このような雨になるとは予測していなかった」とも言っていたようですが、日本などの豪雨でも、今は降雨量の予測が難しくなっていて、「予想できる最大量」になってしまうことも多くなっています。
降雨のシステムが変化あるいは崩壊してしまった状況は、今はすでに世界中に拡大しているようで、これから気温が上昇していき、台風やハリケーンなどの暴風雨が発生しやすいこれからの時期は、さらに信じられないような雨や洪水を経験していくことになるのかもしれません。
今年は秋の終わりころまでは雨と洪水に関しての報道が本当に多くなりそうです。