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事態が悪化し続けている中国の大洪水。三峡ダムの放水が原因による急激な浸水で被害が拡大している可能性

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・7月14日 湖南省湘江 水没しつつある習近平主席の宣伝看板。 希望之聲




 

以下の In Deep の記事などで、中国での洪水が収まらないことについてご紹介していますが、その後も状況は悪化し続けているようです。

中国の洪水 :三峡ダムと繋がる中国最大の淡水湖が決壊し、もはや被害規模が把握不能の史上最悪級の事象に。そしてその地には世界最大の人工降雨装置があり…
In Deep 2020/07/15

中国での洪水被害については、中国当局の公式発表が早期にはなされないために、具体的な被害状況は不明ですが、中国全体の 27省が影響を受けているとされており、特に、山西省や湖北省が深刻な被害を受けているようです。

7月15日 湖北省鄱陽

独行侠

7月17日 湖北省恩施市 正面玄関が水没した市民ホール

NTDTV

この湖北省の恩施市という場所は、7月17日以前には、洪水にはなっていなかったのですが、ネットへの投稿によれば、「 7月17日の深夜、突然、水が襲ってきた」報告されています。

以下も恩施市のもので、救命ボートから撮影されたものですが、これは道路のようで、乗用車と共にトラックようなものも水没していまして、水位の高さがわかります。


7月17日 湖北恩施

以下の動画は、7月17日の山西省陽泉市の様子です。

かなりの冠水となっていますが、こんな状態で人々が車から逃げ出しているということは、水位の上昇の速度が非常に早かったことを示しているのかもしれません。

 

なぜ、前日まで冠水していなかった場所の多くが、これほど急激に水没したのかは、実際のところはわからないですが、レコード・チャイナの報道によれば、以下のように、中国当局は、7月に入って、三峡ダムの緊急放水を 5回おこなっているようですので、ダムや貯水池の緊急放水との関係もあるのかもしれません。

三峡ダム、5回の放流で洪水調節 - 中国メディア

長江中流・下流エリアの増水を抑えるため、三峡ダムでは洪水調整として今月6日から5回にわたり放流が実施された。ダム放流量は毎秒3万5千立方メートルから1万9千立方メートルにまで引き下げられ、長江主流にある4基のカスケード式発電所は出力制御を実施し、さらなる電力備蓄に務めた。Record China

突然、洪水に見舞われた地域のほとんどが、三峡ダムの下流域にあたる地域ですので、大量放水との関係もあるのかもしれません。仮にそうなら、「洪水のコントロールのために作られた」このダムが、むしろ記録的な洪水を作り出したということにもなりかねないことなのかもしれません。

なお、冒頭で紹介しました「水没しそうになっている習近平国家主席の写真」は、その後、以下のように地元の当局命令で、作業員たちによって「救出」されました(笑)。

救出される習近平国家主席の写真

希望之聲

中国のネットユーザーたちは、「幹部の宣伝写真を救出するなら、人民を救出してくれよ」と書き込んだりしていたようですが……。

ちなみに現時点では、いまだに、習近平主席はもちろん、中国共産党幹部は誰一人として、どこの被災地も訪れていないと報じられています。

この大雨がいつまで続くのかは今のところ明らかではないですが、たとえば、日本もまだ梅雨明けは相当先になりそうなところを見ましても、アジアの後半で大雨や洪水被害は起こりやすい状況が続いているようです。







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