2019年1月30日 凍結したエリー湖
カナダや、アメリカの北東部などが、過去最悪の寒波に見舞われていることは以下の記事などでご紹介していますが、その後、五大湖が凍結し始めていることが報告されています。
冒頭の写真は航空機から撮影された五大湖のエリー湖の様子ですが、ほぼ全面的に凍結していることがわかります。
下の写真は、五大湖のうちのミシガン湖の湖畔の様子ですが、ちょっと、おとぎ話的な光景ともなっています。
2019年2月1日 ミシガン湖
ミシガン湖とエリー湖の場所
・Google Map
以下は、1月30日から 2月1日にかけてのミシガン湖の様子ですが、映画などで描かれるミニ氷河期のような光景が広がっているようです。
2019年1月30日から2月1日のミシガン湖周辺の光景
・Lake Michigan Has Completely Frozen Over Amid Dangerous Temperatures
気温もますます下がっていて、ミネソタ州やイリノイ州では、体感気温が氷点下 50℃以下にまでなっているとのことで、この寒波に対して、イリノイ州などで非常事態が宣言されています。
アメリカのヤフーニュースによれば、これほどの体感気温ですと、風の状態によっては、「 2分間、外気にさらされるだけで凍傷になる」とのことです。
この極渦によるアメリカの寒波は、来週にはいったん収まるようですが、その後、ふたたび何度かやってくると予測されています。
その度に、今回ご紹介したようなミニ氷河期のような光景が広がることになるのだと考えられます。
中期の天気予報では、アメリカは、3月まで繰り返して極渦による影響を受けるのではないかとされていますが、どうなるか正確なところは誰にもわかりません。