ミニ氷河期の到来 異常気象 自然災害

観測史上最低気温に近づくシカゴの -29℃の朝のミニ氷河期的光景

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2019年1月30日 凍結したシカゴの朝。左の湖は五大湖のミシガン湖


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昨日は、アメリカに北極からの旋風「極渦」がやってきていることを以下の記事でご紹介させていただきました。

北極からの旋風「極渦」のメカニズムが「崩壊」している。その中でアメリカは歴史的な寒波となり、北極より寒い気温の場所が続出

その影響は拡大を続けていまして、アメリカの多くの場所で氷点下の気温が続出しています。

そのような状況の中、シカゴが記録的な低温に見舞われていまして、1月30日の朝には -29℃という異例の気温を記録しました。

1月29日 あらゆるものが凍結しつつあるシカゴ


wrex.com


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シカゴの場所

Google Map

川も湖までも凍結しつつあるシカゴですが、このシカゴでのこれまでの観測史上の最低気温は、1985年1月20日に記録された -32.8℃ということで、今の状況からは、この記録が更新されるのも近いと考えられています。

シカゴには、アムトラックという鉄道が通っているのですが、この鉄道があまりの低温のために走行できなくなり、現在運行が停止されています。

アムトラックの運行停止を報じるニュース


CBS

このような異例の事態となっている理由は、北極からの極渦が、下のように通常ではない位置にまで南下しているためですが、ジェット気流の位置があり得ないほど南を通っているのです。


washingtonpost.com

地球のジェット気流の異常については、In Deep の以下の記事もご参考いただければと思います。

《特報》地球の気流が壊れた : ジェット気流が赤道を通過して北極から南極に進むという異常すぎる事態。このことにより、この先の気象と気温はこれまでに考えていた以上のカオスとなる可能性が極めて濃厚に

このジェット気流の状況によっては、現在のアメリカやヨーロッパのような極端な凍結が、他にも拡大する可能性があります。







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