2019年4月11日 ロシアのネビノムイスク上空に出現した雲
雲の種類に「アスペラトゥス波状雲」と呼ばれるものがあります。
これはイギリスの雲評価学会によって 2009年に正式に「新種の雲」として認定されたもので、アスペラトゥスというのは、英語で「荒れ狂った」というような意味があります。
この雲は、最近になって、よく出現するようになったのですけれど、4月11日、ロシアのネビノムイスクという街において、このアスペラトゥス波状雲が出現したのですが、その様相が、まるで、
「こちらを向いている巨大な眼」
のようなのです。
この光景のいくつかの写真が投稿されていました。
2019年4月11日 ネビノムイスクにて
ネビノムイスクの場所
・Google Map
空に「眼のような雲が浮かぶ」こと自体は、最近たまに報告されますけれど、こんなに迫力のあるものは、初めて見た気がします。
この日のネビノムイスクのアスペラトゥス波状雲は、他にも以下のような様相を見せていました。
なお、2017年に英国ヨークシャーで、以下のような「雲」が出現したことが報じられていたことがあります。
2017年5月 英国ヨークシャーのリーズにて
・「ビッグブラザーはあなたを見ている」 : ロシアに続き、英国の空にも現れた「人の眼」のごとき雲
この時の目は、「こちらを見ている」というような雰囲気だけでしたが、今回のロシアの雲は、
「こちらを凄まじい形相で睨んでいる」
という光景となっています。
雲の様相もどんどん激しくなりますね。