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イスラエル保健当局が、ワクチン大規模接種プログラムの「失敗」をほぼ認め、10月から「コロナ制限の新たなポリシーを発令する」と発言

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イスラエルについては、「世界で最初に大規模なワクチン接種キャンペーンを展開した国はどのような展開となるのか」が気になり、たまに取り上げさせていただいています。

前回は、以下の記事でした。

イスラエル : 重要な祝日であるユダヤの新年に過去最高を大きく上回る1日2万人超の感染数が記録される
投稿日:2021年9月10日

イスラエルは、3回目の接種である「ブースターショット」も、いち早く行っており、データでは、すでに 300万人以上が、ブースターショットを受けています。イスラエルの人口は約 900万人ですので、国民の3分の1が3回目の接種を受けたことになります。

ブースターショットが本格的に始まったのは、8月からですが、実質的には、7月1日から3回目の接種が始まっています。

データは、そのブースターショットの開始後から感染拡大と死者数の増加が止まらなくなったことを示しています。以下は、ブースターショットが始まってからの、新たな感染確認数()、新たな死者数()、ブースターショットを受けた総数()の推移です。


ourworldindata.org

ブースターショットと感染、死者増加の曲線はほぼ同じというような状況となっています。

この状況を受けて、イスラエル保健省の事務局長は、「この結果に失望している」と述べ、ワクチンプログラムが「事実上失敗だった」と認識していることがイスラエルの英字紙タイムオブイスラエルで報じられていました。

また、この感染拡大を受けて、イスラエルのコロナ対策トップであるザルカ氏は、

「 10月にコロナ対策のポリシーを見直す」

と述べ、おそらくは、再び行動制限が課される可能性が高くなっています。


コロナ抗原検査キットを持つ子ども。子どもでもイベント参加にはグリーンパスのための検査が必要。 timesofisrael.com

 

現在のイスラエルの「グリーンパスガイダンス」には、冒頭に、

> 3回目のワクチン接種を受けた人たちのパスは 3回目の接種の日から 6か月間有効です。

とあります。

つまり、現行のガイダンスだと、7月にブースターショットを受けた人たちは、来年 1月にはパスの有効期限が切れますので、それまでに「 4回目」を打たなければならない。

今のガイダンスだと、今年中に、4回目の接種が始まることになってしまいます。

しかし、現状でブースターショットは感染抑制にまったく貢献していないばかりか、悪化させているということから、この部分が次のポリシーで見直されるのかどうかも注目されます。

このまま普通に「 4回目のブースターショット」に進むとしたら鬼ですが。

タイムオブイスラエルの記事をご紹介します。


保健省長官は、イスラエルのコロナウイルスの蔓延が記録的な高さに達したと述べた

Health Ministry chief says coronavirus spread reaching record heights
Times of Israel 2021/09/14

保健省のナフマン・アッシュ事務局長は 9月14日、コロナウイルス感染の現在の波は以前の発生で見られたものを上回っており、最近の減少傾向が逆転しているように見えることに失望していると述べた。

司法委員会へのビデオ通話によるアッシュ氏の発言は、保健省の数字が前日に 10,000を超える新しい COVID-19 症例が診断され、陽性の検査率が上昇していることを示したために行われた。

アッシュ氏は、昨年末の大規模な第3波を含め「現在のものは以前の波には存在しなかった記録です」と述べ、毎日平均 8,000件の新規感染があり、 10,000を超えるピークが時折あることを指摘した。

見通しについて、アッシュ氏は悲観的な見方を示した。

イスラエルは、6月には、1日の新たな感染数を 12ほどにまで減らした後、世界的大流行の開始以来 4回目の感染の波である COVID-19 の再発を制御するために戦ってきた。

「 1週間前は、明らかに下降傾向にありました。最近では衰退が止まり、ウイルスの再生産数は再び 1を超えています」とアッシュ氏は述べた。「より明確な低下が見られることを望んでいましたが、まだそれは見られません」

アッシュ氏は、重症者の数は 670人から 700人の範囲であると述べた。毎日、 70〜 80人の新しい患者が重症となっている。

人工呼吸器を使用している患者の数は過去 10日間で 150人から 190人に増加し、より重要な ECMO マシンを使用している患者の数は 23人から 31人に増加したと氏は述べた。

その後、グリーンパスシステムについて話し合うために、会議が召集された。

会議に参加したイスラエルのコロナ対策代表のサルマン・ザルカ氏は、9月13日に確認された症例の 50パーセントが子どもであったと述べた。保健省は、今後のウイルス感染の第5波に対処する必要があるという想定に取り組んでいるとも述べた。

ザルカ氏は、同省はグリーンパスシステムを引き続き使用することで準備を行うと述べ、罹患率が低下するにつれて緩和されると述べながら、ウイルスの拡散を防ぐのに役立つと主張した。

「 10月には安定することを願っています」とし、 「ポリシーを見直します」とも言った。

ザルカ氏は、保健省はイスラエル政府に対し、大規模な学生祭、サッカーの試合での群衆、ウクライナのウマニへの毎年の巡礼などの大規模な集会を制限し、イベントを禁止するよう要請したと述べた。

「内閣は私たちとは違った見方をしており、イベントを開催できると判断しています」とザルカ氏は語った。

9月13日に、何人かの大臣たちは、グリーンパスを含むいくつかのコロナウイルス関連の制限は、罹患率を下げるためではなく、ワクチン接種を奨励することだけを目的としていると閣議の前に述べたことが報じられた。







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