パンデミック 大量死 異常な現象

イスラエル保健当局が「4回目のワクチン接種」に言及。同国の新たな感染者数はブースターショットの中で過去最大の更新を続ける

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イスラエルでは、コロナワクチンの3回目の接種、いわゆるブースターショットが進んでいて、報道では、人口約 900万人のイスラエルでは、すでに 250万人の人たちが3回目の接種を終えたと報じられています。

そのブースターショットの効果も出てきたのかどうかはわからないですが、新たな感染者数(7日移動平均)が、以下のように、パンデミック始まって以来、はじめて 1万人を超えるという過去最大の記録に到達しています。

感染確認数の推移(7日移動平均)

Daily new confirmed COVID-19 cases

6月9日には、1日の新たな感染確認数は 10人以下にまで下がりましたが、それから 3ヶ月で、約 1000倍に増加したようです。

3回目のワクチン接種が始まってからは新たな死者数も増加を続けています。

以下は、イスラエルでブースターショットが始まった 7月1日(本格的に始まったのは 8月1日から)からの死者数の推移との比較です。


ourworldindata.org

寄り添うような状況を示すグラフとなっています。

このような状態となってしまったイスラエルですが、これに対しての賢明な解決法が当局から示されたことが報じられています。

それは、

「4回目のワクチン接種の準備を始める」

というものです。

それについてのタイムオブイスラエルの報道をご紹介しますが、ややこわいと思いましたのは、「4回目の接種は、デルタ株など変異種に対応したワクチンとして内容が変更される可能性がある」と保健当局者が述べていることでした。

ウイルスに新たな選択圧がかかる可能性が生じます。

つまり「さらに強い変異株が登場する」という可能性につながります。

これらについては、以下の記事などをご参照下さい。

「永遠の接種」の現実化 : 英国政府が想定する「選択圧から生まれる致死率35%の変異種、ワクチン免疫回避型の変異種」。しかしその対策の基本は追加接種…
In Deep 2021年8月2日

そんなわけで、イスラエルの報道をご紹介します。


コロナ担当トップは、最終的な4回目のワクチン投与の準備を開始するように呼びかける

Virus czar calls to begin readying for eventual 4th vaccine dose
timesofisrael.com 2021/09/05

イスラエルのコロナウイルス担当代表であるサルマン・ザルカ氏は 9月4日、コロナワクチンの 4回目の投与を最終的に行うための準備を開始するよう国に求めた。

「ウイルスが現在あり、今後も続くことを考えると、4回目のブースターショットの準備も必要です」とザルカ氏はイスラエル公共ラジオで語った。ザルカ氏は、4回目のワクチン接種がいつから始まるかには言及しなかった。

また、次のブースターショットは、感染性の高いデルタ株など、ウイルスの新しい亜種からの保護を強化するためにワクチンの内容が変更される可能性があると氏は述べた。

「これは、波のように繰り返す、これからの私たちの生活なのです」とザルカ氏は述べた。

ザルカ氏は先月のタイムズオブイスラエルとのインタビューで以下のように述べていた。

「ワクチンと抗体の衰退について考えると、年に1度、あるいは数ヶ月ごとのブースターショットが必要になるかもしれません」

イスラエルは 3回目の接種を公式に提供した最初の国で、8月1日にブースターショットキャンペーンを開始し、60歳以上のすべての人に展開した。その後、資格年齢を徐々に下げ、先週は 12歳からのすべての人に拡大した。

9月3日の時点で、250万人以上のイスラエル人が 3回目の接種を受けた。

また、イスラエル保健省は先週、グリーンパスの有効期限は、2回目の接種、あるいは3回目の接種を受けてから 6ヶ月で期限切れとなると発表している。







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