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インドが英国を抜き、世界第5位の経済大国に

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2025年に向けて

国際通貨基金(IMF)の GDP 数値によると、これまで経済規模で世界第 6位だったインドが、これまで 5位だった英国を抜き、世界第5位の経済大国となったことが報じられていました。

現在のイギリスの惨状は、たとえば、以下の記事では、英国圏内のエネルギー価格の異常ともいえる状況などをご紹介しています。

 

[記事] ヨーロッパが消える… : 大きな物質的パーフェクトストームが迫っている模様
 In Deep 2022年9月1日

 

現状では、飲食店などを含む小規模なショップ等が大きな打撃を受けていて、今のままですと、英国で次々とパブやカフェ等が閉店していく可能性があります。

当然ながら、このインフレとエネルギー価格の異常な高騰は、一般の企業にも大きく影響を与えているはずで、英国がかつてない経済的不況に陥ることは間違いないとも考えられています。

すでに、英米の銀行は、2023年に英国が 0.6%の景気後退に陥り、リセッション入りすることを明確に予測していることがロイターなどで報じられています。しかし、現状のインフレとエネルギー高騰の状況を見ますと、その程度のリセッションで収まるのかどうかは微妙です。

それと比較すれば、インドは今年、7%以上の経済成長が見込まれており、英国との差はさらに拡大すると考えられています。

 

ちなみに……ディーガル (Deagal)という軍事分析組織があり、2003年から各国の兵器や GDP 、人口動態などの分析を進めている組織ですが、このディーガルが、2014年に発表した

「2025年の世界の GDP 予測と人口動態予測」

は衝撃的なものでした。

以下の記事など、In Deep で何度か取りあげています。

ディーガルの通常の分析そのものは、世界中の専門家などから大変に信頼を得られているものです。

 

[記事] これは「副作用」ではなく「本作用」だと認識しながら、人類類史上最大の事象がディーガルの分析した未来予測へと推し進める惨状を見続ける日々
 In Deep 2021年6月18日

 

ディーガルは、2025年の GDP 順位とその額を以下のように予測しています。上位5位です。単位は、その後に百万米ドルがつくものです。

ディーガルによる2025年の GDP (百万米ドル)

1位 中国   GDP 16,967,051ドル
2位 インド  GDP  5,124,297ドル
3位 ロシア  GDP  4,324,406ドル
4位 日本   GDP  3,050,260ドル
5位 ブラジル GDP  2,813,100ドル

Deagal

中国が、日本の 5倍以上の GDP を誇る超大国になることを予想しているものですが、ディーガルの予測では、2025年のアメリカの GDP は、2,445,124 (百万米ドル)で、世界第8位、フランスは、第10位、ドイツに至っては、GDP 世界 22位となっています。

ここでは、インドが世界第 2位の経済大国になると予測されていますが、現時点でも、「 2030年までにインドは世界第3位の経済大国になる」という予測が立てられてもいます。

上のように「アメリカが脱落」すれば、確かにインドは 2位に位置しても不思議ではなのかもれません。

ここまで極端なことになるのかどうかはともかく、現在のヨーロッパの状況を見ていますと、来年からはかなり極端な経済状態になることは避けられないと見られ、2025年に近づくにつれて、ある程度は、このディーガルの予測に近づく可能性はないでもないのかもしれません。

インドが世界第 5位の経済大国になったことについて、報道をご紹介します。




 


インドが英国を抜いて世界第5位の経済大国に

India overtakes UK to become world’s fifth largest economy
WION 2022/09/03

国際通貨基金(IMF)の GDP 数値を引用したブルームバーグ報道によると、インドは英国を抜いて世界第 5位の経済大国になった。

それまで GDP 世界第 6位だったインドは、2021年の最後の 3か月で英国を抜き、5番目に大きな経済大国となった。計算は米ドルに基づいており、インドは第 1 四半期にその差を広げた。

ブルームバーグのレポートによると、3月までの四半期の「名目」現金に関するインド経済の規模は、調整済みベースで、関連する四半期の最終日のドル為替レートを使用して、8,547億ドル (約 120兆円)だった。対照的に、英国は 8,140 億ドル (約 114兆円)だった。

計算は、IMF データベースとブルームバーグ端末の過去の為替レートを使用して行われた。

最新のこのレポートは、インドと英国の 2か国がここ数か月でたどった経済の軌跡を反映している。

イングランド銀行によると、英国は最悪の生活費危機を目の当たりにしており、40年で最高のインフレ率の急上昇と、2024年まで続くと予想される潜在的な景気後退を目の当たりにしている。 一方、インド経済は、今年 7%以上の成長が見込まれている。

ブルームバーグのリポートは、「今四半期のインド株の世界的な反発により、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスで中国に次ぐ第2位に上昇した」と指摘した。

さらに、IMF の予測によると、インドは今年、年間ベースで英国を追い越すと予想されており、インドは米国、中国、日本、ドイツに次ぐものとなる。

約 10年前まで、インドは世界第 11位の経済国だった。

最近の景気動向は、ボリス・ジョンソン首相の辞任を受けて党首交代の最中にある与党保守党に大きな打撃を与えている。







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