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非常に巨大、かつ爆発的なエネルギー発生メカニズムを持つ黒点が地球に向いてきた

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数日ほど前に、太陽の東側に「非常に大きな黒点」が見えてきていました。

以下は、3月24日のスペースウェザーの記事からの写真です。

2022年3月23日に見えてきた黒点

spaceweather.com

(報道) 巨大黒点アラート (2022/03/24)

 

この黒点が「さらに成長して」地球に向いてきました

以下の黒点群 2976というのがそれです。

2022年3月27日の太陽黒点の状況

spaceweather.com

この黒点群 2976は、接近しますと、以下のような様相です。もはや、地球の何倍くらいなのかよくわからないです。

黒点群 AR 2976

spaceweather.com

 

この黒点群 AR 2976は、今後数日間、地球に向いた状態となりますが、スペースウェザーによりますと、大きいだけではなく、「磁気リコネクション」という爆発的なエネルギーを産み出すメカニズムを持つようです。

この磁気リコネクションという聞き慣れない現象は、既知のメカニズムではあるようなのですが、しかし説明されている論文には以下の言葉があり、そのメカニズムの根幹は「謎」のようです。

 

> 宇宙では、磁気リコネクションという謎のメカニズムによって大量のエネルギーが爆発的に放出される。

 

いずれにしましても、この黒点は「大量のエネルギーを爆発的に放出させる」可能性のある磁場を持っているようです。

太陽フレアが発生しなければ問題はないのですが、仮にフレアが発生した場合、大きなものとなる可能性もあるのかもしれません。

先月には、「太陽観測史上で最大の爆発」が観測されました。

 

[記事] 巨大なコロナ質量放出を発生させたプロミネンスは「太陽観測史上最大の爆発」だった
 地球の記録 2022年2月22日

 

この時は、地球から見ての太陽の裏側で爆発が起きたために、地球への影響はありませんでしたが、現在の地球に向いている状態で同じような爆発が起きると、規模はともかく、地球が太陽嵐の直撃を受けることは避けられません。

今後1週間ほどは、やや緊張した状態が続くのかもしれません。

スペースウェザーの記事をご紹介します。

この記事によりますと、この黒点 AR 2976と、その隣の AR 2875が複合体となっていく過程にあるのかもしれません。

つまり、この黒点群がさらに巨大なものとなっていく可能性があることをこの記事は示しています。


黒点が急速に成長中

SUNSPOT GENESIS IN ACTION
Spaceweather 2022/03/27

黒点の複合体 AR2975 - AR2976 は地球に向かって向きを変え、急速に成長している。

NASA のソーラーダイナミクス太陽観測衛星からの映像は、3月27日にたった 12時間で、この黒点群が、太陽の表面の 30,000kmの面積に散在する 12個以上の黒点を追加したことを示している。

新しく作成された磁気の領域は現在、プラス対マイナスで衝突し合っており、爆発的な磁気リコネクションの状況を設定している。この場所で太陽フレアが発生した場合、それは地球に向けられる。

この黒点群のいくつかの黒点は巨大で、地球の大きさの何倍も広い。

天体観測者の方々には、このダイナミックな黒点グループを監視することを奨励したい。この黒点はとても大きいので、高価な太陽観測フィルターは必要ない。簡単な投影技術を使用して、目の損傷の危険なしに黒点を見ることができる。







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