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メキシコに出現した壮大な「虹色の雲」の下、地元の人々に「地震の噂」が広がる

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2019年10月15日 メキシコ・カンペチェにて

Edmundo Hernandez




10月15日、メキシコのカンペチェ州の上空に、非常に巨大な積乱雲が出現し、そして、その中に虹色の巨大な彩雲が生じるという現象が発生しました。

彩雲は以下のような状態でした。


Edmundo Hernandez

メキシコ・カンペチェの場所

Google Map

積乱雲も、あるいは彩雲も、どちらも現象自体は珍しいものではないですが、これだけ巨大な様相をしているものは、あまり見られるものではないです。

そして、この雲の出現と共に「またメキシコに大地震が来るのではないか」という噂が流れていることが SNS などで伝えられています。

メキシコでは 2017年に立て続けに大地震が起きていまして、いまだに地震に対しては、やや敏感な部分があります。それらの地震については、以下の記事などで取り上げたことがあります。

前回のメキシコ地震から2週間経たずに、今度は首都でM7.1の地震が発生。詳細はまだ不明ながら甚大な被害の模様

普通に考えれば、彩雲と地震などに関係があるはずもないと思われるのですけれど、この彩雲と巨大地震の関係は、2008年に発生した中国の四川大地震以来、続く迷信というか、そういう話とはなっています。

四川大地震が発生したのは、2008年5月12日ですが、その日の地震が起きる少し前に、以下のような彩雲が震源地上空に出現していたとされています。

2008年5月12日の四川大地震の直前に出現したとされる彩雲

innison

そのようなこともあり、メキシコでも、このような話をベースに、地震の噂が流れているということのようです。

10月15日 メキシコ・カンペチェ

Edmundo Hernandez

基本的には、関係があるものとは思えないものですけれど(彩雲は日々、世界中に出現し続けているものですので)、それだけ印象的な彩雲だったということなのかもしれません。

まあ、メキシコでは、いろいろな現象が起き続けていることは確かで、数日前にも、以下の記事で「湖の水が突然真っ赤になった」ことなどがありました。

メキシコ・オアハカ州の海沿いの湖の水が「突如として血のような赤」に染まる。この湖ではかつて一度もない出来事

これらの事象が何かの他の事象と関係してくるということはないにしても、今のメキシコで起きることは、とても示唆的だとは思います。







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