11月1日 サウジアラビア・メディナの光景
中東での悪天候について最近よく記事にさせていただいていますが、アラビア半島の異常気象がいよいよ激しくなっています。
サウジアラビアでは、10月中旬から 2週間近く雨が降り続くという当地としては普通とはいえない気象が続いていましたが、10月31日から 11月1日にかけて、サウジアラビア西部で大きな洪水に発展しました。
報道では、サウジアラビア西部の都市であるメッカやメディナが洪水に見舞われていることが報じられています。
・Google Map
10月30日から 11月1日までの間に、豪雨による洪水などのために、少なくとも 19名の方が亡くなったと伝えられています。
10月31日から11月1日のサウジアラビア西部の様子
下は、11月1日のサウジアラビア各地の様子の動画です。
https://youtu.be/i2WhM87GfNg
サウジアラビアは 13州からなっていますが、そのすべての州が大雨に見舞われるという、これまでなかった事態になっていることが伝えられています。
これまでに 19人が亡くなったと報じられていますが、被害の詳細についてはよくわかっていません。
10日ほど前に、アラビア半島のカタールの洪水について、以下の記事でご紹介したことがありました。
砂漠の国々ばかりのアラビア半島では、こういうことは本来は非常に異常なことではあるのですけれど、その異常であるはずの砂漠の洪水がどんどんと多くなってきています。
平年の中東で雨が比較的多くなるのはこれからのシーズンですので、今後もこのような状況が続く可能性があります。