2017年1月22日のアフリカ・アルジェリアの北部
少し前に、アフリカのサハラ砂漠で雪が降った上に、それが観測史上最大の積雪にまで達したことをご紹介しました。
・もはや雪国 : サハラ砂漠に「メートル単位」となる史上最大の積雪
2017/01/21
そして、このサハラ砂漠に面するアルジェリア北部の雪は「まったく降り止まない状態」が続いていたようで、最初に雪が降った 1月中旬から1週間ほど断続的に、ずっと雪が降り続けたようなのです。
現地の報道や SNS には、アフリカの温帯の国だとは思えない「雪に包まれたアルジェリアの光景」が、数多く掲載されています。
アルジェリア気象局のフェイスブックより
・Meteo Algerie
雪がちらつく程度ならともかく、ここまで来ると「異常気象」といって差し支えないのではないでしょうか。
今回は、最近のそのアルジェリアの光景をご紹介します。
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なお、アルジェリアはアフリカ大陸の北に位置しており、サハラ砂漠とは下のような感じで面しています。
アルジェリアとサハラ砂漠
このあたりは、基本的には温帯の地中海性気候だそうで、つまり温暖な地域が多く、少なくとも平地で雪が降るというような場所ではないために、今回の「降り続く雪」は、驚きをもって迎えられているようです。
そのアルジェリア北部と、この数日のサハラ砂漠の様子をご紹介させていただきます。
雪に覆われたアルジェリア北部とサハラ砂漠
本来は南国の風景のはずが
・Severe Weather EU
その積雪を物語る光景
大雪を報じるアルジェリアの衛星テレビのニュース
・Ennahar TV Compte Officiel
もはや雪国
今回のこの雪の量を見ても、雪がパラついたというような状況ではなく、「アフリカの砂漠に大湯派が舞い降りた」ということが改めてわかります。
この状況が今後長く続くことはないでしょうが、しかし、「少しずつ変化していっている」渦中ではあるのかもしれません。
気候の大きなシフトが続いている気配が世界中に渦巻いています。