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蜂の黙示録は続く : ブラジルで過去3ヵ月だけで「5億匹」のミツバチの大量死が起きていたことが判明

投稿日:

2019年8月19日の米CBSニュースより


CBS News




 

今年は、世界中で、ミツバチの大量死と大量失踪が大規模に起きていまして、以下の記事では、この夏のミツバチの異常についてまとめさせていただいています。

いったい何が世界中のミツバチを殺している? ロシア、アメリカ、ヨーロッパ … 全世界でミツバチの黙示録的な大量死と大量消失の拡大が止まらない

そして、今度は、南米のブラジルでも大規模なミツバチの大量死が発生していることが報じられていまして、過去 3ヵ月だけで「 5億匹」のミツバチの死亡が報告されているそうです。

明確な原因はわかっていませんが、専門家は、農薬が主要な原因ではないかと考えているようです。

冒頭のアメリカ NBC ニュースの記事をご紹介します。

 


More than half a billion bees dropped dead in Brazil within 3 months
CBS News 2019/08/19

ブラジルでは過去3ヵ月間で5億匹のミツバチが死んだ

ブルームバーグによれば、ブラジルで、この夏のたったの 3か月間で、5億匹以上のミツバチが死亡した。研究者たちによると、このミツバチの大量死の主な原因は農薬であると考えられるという。

ミツバチは、この自然界で最も重要な花粉の媒介者の一部として、さまざまな植物の繁殖に貢献している。国連食糧農業機関(FAO)の報告によると、世界の作物の約 75%がミツバチによる受粉に依存している。

そのため、FAOは、ミツバチを保護することにより、食料の安全を確保することの重要性について警告している。しかし、ブラジルでは、この3ヵ月で 5億匹のミツバチが死亡し、食糧の未来への持続性に懸念が生じ始めている。

ブラジルでのミツバチの大量死は、4つの州の養蜂家によって報告された。

最も被害が大きかったのは、リオグランデ・ド・スル州で、同州だけで 4億匹以上の死んだミツバチが見つかった。

リオグランデ・ド・スル州の養蜂協会の副会長であるアルド・マチャド氏は、ミツバチの一部が最初に疾病の兆候を示してから 48時間以内にコロニーが崩壊したとブルームバーグに語っている。

「健康なミツバチが、死んだミツバチをコロニーから片付け始めた後、すぐに、健康なミツバチたちも汚染され死んでいきました。そして、彼らは一斉に死に始めたのです」とマチャド氏は言った。

研究室での研究では、ブラジルのほとんどのミツバチの主な死因として、ネオニコチノイドとフィプロニルを含む農薬が挙げられている。これらの農薬はヨーロッパでは禁止されている。

環境保護団体によれば、ブラジルでのこれらの農薬の使用は、元ミシェル・テマー大統領と現大統領のジェイル・ボルソナロ氏の政権下で急増している。

わずか 3年で、欧州連合で禁止されている化学物質を含む 193の除草剤と殺虫剤がブラジルで認可・登録されたと環境保護団体は述べる。現在、ブラジルは世界の農薬の最大の買い手になっている。

ブラジルでは、ミツバチの大量死が今年になって発生したが、農薬とミツバチの個体数の減少との関係は長い間研究されてきた。米ハーバード大学で調査が行われた 2014年には、農薬が米国のミツバチの個体数を減少させるのに重要な役割を果たしていることがわかった。

蜂群崩壊症候群(CCD)は、2006年からアメリカの蜂の個体数に影響を与え続けている。CCDでは、ミツバチは巣箱から消失する。CCD の根本的な原因はいまだにわかっていないが、多くの専門家たちは、農薬、特にネオニコチノイド系農薬の要因の組み合わせが主な要因となっていると考えている。


 

ここまでです。

確かに、農薬は「原因のひとつ」ではあるのかもしれないですが、この記事にある養蜂協会の副会長の言う「ミツバチの死に方」からは、本当にそうなのかなと思います。たとえば、以下の部分です。

> ミツバチの一部が最初に疾病の兆候を示してから 48時間以内にコロニーが崩壊した。

> 「健康なミツバチが、死んだミツバチをコロニーから片付け始めた後、すぐに、健康なミツバチたちも汚染され死んでいきました。彼らは一斉に死に始めたのです」

これは「突然の大量死」の様相と近く、むしろ病気や感染症的なイメージが強いものです。

そもそも、ブラジルでネオニコチノイド系農薬が使用されているのは、この夏だけの話ではないわけで、しかし、この途方もない大量死はこの夏に起きた、と。

さきほどリンクしました「いったい何が世界中のミツバチを殺している?…」では「フランス政府が、ネオニコチノイド系農薬を世界に先駆けて全面的に禁止した」ことにふれていますが、しかし、

「そのフランスは、最も激しいミツバチの大量死が続いている国のひとつ」

となっています。

農薬というものが、どのくらいの期間、残留したり、影響が続くのかは私にはわからないですが、少なくとも現時点では、農薬使用を禁止した効果がまったく出ていないどころか、フランスでは、むしろ大量死の規模が大きくなっています。

今年の夏だけで、これだけ世界各地においてミツバチの大量死が起きているという理由は、もちろん農薬の影響は大きいのかもしれないですが、

「他に主要な原因がある」

と思わざるを得ません。

それが判明することがあるのかどうかはわからないですが、 CBS ニュースの記事にもありますように、世界の食糧作物のうちの 75%は、ミツバチの受粉に支えられているということもあり、今後も世界中でのミツバチの大量死の拡大が続くと、かなり懸念材料になっていく可能性が高いです。







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