戦争の時代 洪水の時代

北朝鮮が実験を実施した水中核兵器は、爆発で「放射性津波を引き起こす」ことができる兵器システムの模様

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朝鮮中央通信の画像より。




放射性津波を引き起こす新兵器

昨日でしたか、「北朝鮮が水中核兵器システムの実験を実施した」という報道がありました。以下で訳しています。

(記事)北朝鮮が「水中核兵器システム」の実験を実施
BDW 2024年1月19日

この時点では、どんなシステムだかよくわからなかったのですが、韓国の報道で、「核爆発を起こして放射能津波を発生させる」という記事を読みまして、そういうものであるようです。

これについては、昨日の時点で、兵器の名称の「ハングル語」を見ていればわかっていたようです。この水中核攻撃システムの名称は、

「ヘイル (해일)5-23 号」

というもので、このヘイル(해일)というハングル語の意味は「津波」そのものなのです。

つまり、

「津波 5-23号」

という名称そのままの用途の兵器だと思われます。

敵の海軍などの船舶が停泊している港を津波で壊滅させたり、海岸に近い軍事拠点を津波で破壊したりといった用途です。

ただ、報道記事などにはふれられてはいませんが、本当に「戦争」となった場合には、私個人の考えとしては、

「敵国の原子力発電所を放射性津波で破壊する」

というような攻撃も相手に打撃を与えるには有効なものかもしれません。

この北朝鮮の新兵器は規模は小さなものですが、複数台あるならば、敵国の複数の原発を津波で同時に攻撃する、などの効果的な使い方も考えられるかもしれません。

まあ、日本はその敵国なわけですが。

放射性津波を発生させる兵器として世界最大のものは、ロシアの「ポセイドン」ですが、北朝鮮のこの兵器は、ああいう終末的なメガ兵器とは異なるようです。

(記事)ロシアが構築した「世界終末核装置」。ポセイドンという名のその報復兵器の破壊力は、広島に落とされた原爆の5000倍…
In Deep 2019年2月13日

北朝鮮の兵器について、米ゼロヘッジの記事をご紹介します。





北朝鮮、風変わりな水中核ドローンを実験、「放射性津波」を引き起こす可能性があると主張

North Korea Tests Exotic Underwater Nuclear Drone, Claims It Can Create "Radioactive Tsunami"
zerohedge.com 2024/01/20

北朝鮮は、半島沖で米国が参加した新たな海軍演習に対抗して、核搭載可能な水中攻撃無人機の実験を行ったと発表した。

この無人機についての詳細はあまり知られておらず、一部のアナリストは「珍しいシステム」と呼んでいる。この兵器「ヘイル 5-23」システムのテストは、北朝鮮の東海岸で行われた。

朝鮮中央通信は 1月19日、韓国との合同海軍演習には日本も参加していたことを踏まえ、米国とその「追随者」に対する「壊滅的な結果」を警告した。

そして、「わが軍の水中核兵器による反撃態勢はさらに強化されており、海上および水中でのさまざまな対応行動は引き続き米国とその同盟国の海軍による敵対的な軍事行動を抑止していくだろう」と述べた。

韓国当局者たちは最近、この新型兵器に関する北朝鮮の主張は誇張されていると述べているが、北朝鮮がこの兵器の奇襲攻撃で、水中での爆発により大規模な「放射性津波」を発生させ大量破壊をもたらす能力を宣伝していることなど、韓国の国民の注目を集めている。

ロイターは、「津波を意味する『ヘイル』と名付けられたこの 新しい無人機システムは、2023年3月に最初にテストされたと伝えられており 、国営メディアは、敵海域で急襲攻撃を行い、水中爆発による大規模な放射性波津波ににより、海軍打撃と主要な作戦港を破壊することを目的としていると述べた」と報じた

北朝鮮の「珍しい兵器」による想像上の結果の実例

 

しかし、19日に行われたとされるこの兵器の実験に関しては、北朝鮮はそれが実際に機能したという証拠は示しておらず、また、近海で津波が発生した兆候もなかった。

朝鮮中央通信を通じて伝えられた金正恩政府の声明の多くは、米韓日の演習を非難することに焦点が当てられていた。

北朝鮮は、これは北朝鮮の「安全を著しく脅かす行為」であり、「米国、日本、韓国は挑発的な軍事演習に熱狂している」と述べた。声明はさらに、「北朝鮮軍は、責任ある迅速かつ大胆な抑止力の行使を通じて、彼らの心に恐怖を与えるだろう」と付け加えた。

問題の海軍演習には、空母カール・ビンソンと数隻の軍艦、そして日本のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」も参加した。

北朝鮮は特に、米国が昨年夏以来何度も原子力潜水艦を南部に停泊させていることに憤っている。







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