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ユーラシア大陸やアメリカの気温分布がカオス。しかし、日本の気温は「普通の夏」

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平年並みの気温のエリアがほぼないという異常

世界の気温予測を示すサイトに Tropical Tidbits というメディアがあります。先ほど、日本の報道で、「フランスが猛暑から一転して冬の気候に」というものを読みまして、「今日の世界の気温はどうなってるんだろう」と、何となく、そのメディアで今日 8月4日の世界の気温予測を見てみました。平年との気温の差異です。

マップの右に目盛りがありますが、基本的に「青が濃くなれば濃くなるほど平年より気温がかなり低い」ことを示し、「赤が濃くなればなるほど平年より気温がかなり高い」ことを示します。

まず、すごいのがヨーロッパからロシアなどのユーラシア大陸の気温です。

ヨーロッパからロシアの8月4日の気温分布(平年との差異)

tropicaltidbits.com

ヨーロッパは、ポルトガルやスペインの一部を除いて「異様な低温」に見舞われているようです。これは、事前(8月1日)の予測ですので、実際の今日の気温分布は若干は違うかもしれないですが、大きく違うことはないと思われます。ロシアやウクライナ、ギリシャなどは激しい猛暑に見舞われているようです。

平年と変わらない程度の気温を示す色は「白か、薄い黄色、薄い青」あたりなのですが、そういう地域がほとんどないです。平年より極端に暑いか寒いかに偏っています。

ユーラシア大陸のアジアのほうは以下のようになっています。

ロシアから、中東、アジアの8月4日の気温分布(平年との差異)

tropicaltidbits.com

ロシア、中央アジア、そして中東等は灼熱の猛暑となっている場所が多い模様です。雨の状況にもよりますが、これは農作物の収獲などに懸念が出るほどの暑さになっていると見られますが、一方で、インドや東南アジアでは、平年より気温が低い場所のほうが多くなっているようです。

こちらでも、「白か、薄い黄色、薄い青」あたりはほとんどないです。

アメリカも極端です。

米国の8月4日の気温分布(平年との差異)

tropicaltidbits.com

薄い色で示されるエリアはやはりほとんどなく、「極端に気温が高い」か、「極端に低いか」にわかれています。

これらのような極端さがエルニーニョの影響なのかどうかは何とも判然とはしませんが、世界中が極端な平年との気温差になっていること確かなようです。

まだこのような異様な分布はしばらくは続きそうです。

エルニーニョの終息がいつになるか次第でとなりますでしょうかね。

日本は以下のようになっています。

東アジアの8月4日の気温分布(平年との差異)

tropicaltidbits.com

ヨーロッパやアメリカに比べると、アジアは、モンゴルや中国の一部を除けば、それほど極端な平年との差異はないですが、日本に関していえば、大ざっぱに、

「東北から関東までは平年より暑く」

「他の地域は、おおむね平年より気温が低い」

ということになっているようです。

いずれにしましても、東アジアは全体として、騒ぐほどの熱波は来ていないようです。まあ……普通のいつもの夏という感じでしょうか

東南アジアが全域で平年より気温が低いですが、ただ極端な差異ではないです。東南アジアも、いつもより少しだけ涼しい普通の夏のようです。

ただ、ヨーロッパやロシアなどで見られてるような極端な気温の偏りが、東アジアのほうにやってくるときがあるとすれば、東アジアも混沌としそうです。

エルニーニョの影響はこれからが本番です。







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