米国FOXニュースより
・'Fire rainbow' spotted over Pinnacles National Park in California
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アメリカ・カリフォルニア州にあるピナクルズ国定公園で、非常に美しくも珍しい「雲」が出現したことがメディアなどで取りあげられていました。
それは、まるで空を飛ぶ虹色のドラゴンのような風景でもあります。
最初に取りあげたのは、アメリカ国立気象局のサンフランシスコ支局の Facebook 上においてでした。
・US National Weather Service San Francisco Bay Area
ピナクルズ国定公園
・Google Map
これは、日本語での正式名称は「環水平アーク」と呼ばれる現象ですが、アメリカでは、一般的に「炎の虹」(Fire rainbow)というように呼ばれているようです。
環水平アークそのものは、ものすごく珍しいというものではないですが、ここまでの様相を呈しているものは、そうそう出現するものではないと思います。
・US National Weather Service San Francisco Bay Area
この現象は、他の太陽の周囲に出現するものと同じように、大気中の氷晶に太陽光が屈折して起こるものですが、「太陽高度が 58°以上の時にしか出現しない」とい特徴があります。
つまり、太陽が高く昇った時にのみ出現する可能性があるもので、低緯度の場所の夏に限り見られることがあります。
とはいっても、こんなに派手な環水平アークを実際に見られるというのは、普通ではなかなかないことだとは思います。
私自身は、6年くらい前、関東のある場所でこれと結構近い様相の環水平アークを見たことがありますが、そのような派手な環水平アークを見たのは人生でそれが一度だけですので、このような激しい感じのものの目撃は珍しい体験となるのではないでしょうか。
日本でも見られるとすれば、時期はこれからです。