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「たった10分間の暴風雨により7名が死亡し、100名が負傷」というギリシャ北部では史上初めての出来事となった超暴風雨

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2019年7月12日のギリシャの報道より。写真は「10分間の暴風」で破壊された家屋


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温暖で穏やかなギリシャ北部のリゾートに何が

ギリシャにハルキディキというリゾート地があります。旅行サイトには以下のように書かれているような場所です。

ハルキディキはエーゲ海に突き出した複数の半島で知られるギリシャ北部の県で、静かな入り江にある砂浜につながる地中海の森林を擁しています。

最西端の半島カサンドラは、近代的なリゾートやナイトクラブがある特に開発が進んだ地域です。

ギリシャ・ハルキディキの場所

Google Map

少なくとも通常では、荒れた天気になるというようなことはほぼないこの土地が、「前代未聞のスーパーストーム」に見舞われました。

しかも、この嵐は「予測されていなかった」もので、突如として、この穏やかなリゾート地を襲ったのです。

その最大風速は、報道によれば、時速 100キロメートル超というハリケーン並みのものでしたが、何よりすごいのは、

「暴風に見舞われたのは、たった 10分間だった」

ことでした。

その短い時間の中で、数々の破壊が発生し、多くの人々にダメージを与えました。

リゾート地ですので、被害者は外国人が多く、死亡した 7名のうちの 2名がチェコからやってきたカップル、2名がロシアからやってきた家族のうちの父親と息子、そして、ルーマニアからやってきた親子などとなっていました。

もちろん、このような暴風雨は、この地では「前例のない現象」であり、ギリシャ気象当局も、ギリシャ北部でこのような気象が発生するのは極めて珍しいと述べています。

以下は、 嵐が去った後のハルキディキの様子です。「一晩、暴風雨に見舞われた」のではなく、「10分ちょっとの間、暴風雨に見舞われた」だけの後の様子です。

わりと大きな車が転倒しているあたり、その強風がおわかりになるかと思います。

 

2019年7月10日 スーパーストームの直後のハルキディキ


newsit.gr


CNN

こちらは嵐の渦中の動画です。


newsit.gr


iefimerida.gr


youweekly.gr

このハルキディキ以外にも、ギリシャ北部の広範囲で、激しい悪天候が発生し、各地で時速 80キロから 100キロ級の突風に見舞われたようです。

ギリシャは、本来は穏やかな気候を持つ場所で、それだからこそ、リゾートも多いのですけれど、昨年あたりから、ギリシャの気候は明らかに変化しています。

昨年は、地中海で発生するハリケーンである「メディケーン」と呼ばれる暴風で、ギリシャの広範囲が大きな影響を受けたことを以下の記事でご紹介したことがあります。

地中海で発生する珍しいタイプのハリケーン並の暴風雨「メディケーン」によりギリシャで壊滅的な洪水での大きな被害

なぜギリシャがこのようなことになってきているのか、はっきりしたことはわかりません。地中海の海水温度が関係しているかもしれないですが、それだけであるというようにも思えません。

いずれにしましても、現在のヨーロッパ全体にいえることですが、今のギリシャは、もはや以前のギリシャとはちがった場所となっているのかもしれません。







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