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記録的に遅く発生した熱帯暴風雨「ウスマン」がフィリピンを直撃。洪水や土砂崩れなどで甚大な被害。少なくとも18名が死亡

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暴風雨の被害を伝える2018年12月30日のフィリピンの報道より


philstar.com




 

12月29日という年末も近いこの日、フィリピンは「熱帯暴風雨の直撃」を受けていました。熱帯といえども、この時期に甚大な被害が発生するような暴風雨に見舞われることは大変に珍しいです。

暴風雨により発生した洪水の様子


fobosplanet


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この暴風雨には「ウスマン (Usman)」という名前がつけられていますが、この暴風雨は、数日前までは「台風に発達するかもしれない」ものでした。

下は 12月25日の tenki.jp の記事です。

年末に台風か 発生すれば記録的な遅さ

tenki.jp 2018/12/25

フィリピンの東の海上にまとまった雲の塊が見られます。今後台風になれば、台風の発生として記録的な遅さとなりそうです。

冒頭の画像はきょう(25日)午前10時の気象衛星の画像です。フィリピンの東の海上にはまとまった雲の白い塊が見られます。フィリピン近海では海面水温が高い状態が続いているため、今後この雲の塊がさらにまとまって台風にまで発達する可能性があります。

日本に影響を及ぼすことはありませんが、年末に台風が発生すれば、記録的な遅さとなりそうです。

この台風の卵は、数値としては台風まで発達しなかったのですが、台風であろうがなかろうが、結果的に大変な被害を出してしまいました。

多くは大雨による土砂崩れでの被害だったようです。

フィリピンの悪天候はその後も続いていて、被害が拡大する可能性もありそうです。

海水温度の問題が関係しているのだと思われますが、台風を含めた悪天候の発生の時期が世界的に桁外れなものとなってきています。

今後、「新年に台風」というようなこともないではないのかもしれません。







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