世界中で次々と大規模な火山の噴火が発生しています。
1月12日には、フィリピンのタール山という火山が大噴火を起こしたことについて以下の記事で取り上げました。
その同じ日、赤道直下のガラパゴス諸島のフェルナンディナという島にある火山が大噴火を起こしたことが、ガラパゴス国立公園の公式サイトで報じられました。ラ・クンブレ山という火山です。
ガラパゴス諸島のフェルナンディナ島
・Google Map
2020年1月12日 噴火するフェルナンディナ島のラ・クンブレ山
・Galapagos National Park
エクアドル地球物理学研究所によれば、噴火は現地時間の 1月12日 23:00に始まり、同時に最大マグニチュード 4.7をはじめとする 30回ほどの地震が記録されたとのことです。
画像を見ますと、溶岩流が海岸に向かって降下している様子がわかります。
この島には、陸と海のそれぞれのイグアナや、島特有のヘビ、ガラパゴスコバネウという飛べない鵜、ガラパゴスペンギン、ガラパゴスオットセイなど他の地域には生息しない独自の生態系があり、島の生態学的価値は非常に高いとされています。
今回の噴火が生態系にどの程度影響を与えるかは今のところはわかりません。
なお、前日の 1月11日には、鹿児島県屋久島町の口永良部島(くちのえらぶじま)にある火山が噴火しています。
2020年1月11日 噴火する口永良部島の新岳
・気象庁
また、1月9日には、メキシコのポポカテペトル火山が 11.3キロメートルの噴煙を伴う大噴火を起こしています。
2020年1月9日 メキシコ・ポポカテペトル火山
・webcamsdemexico
世界各地で激しい火山活動が続きます。