2018年4月14日の米国ミネソタ州のローカル報道メディアより
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4の半ばということで、本来なら北半球は「春真っ盛り」の時期ですが、アメリカでは、中部などを中心に「異例ともいえる低い気温と4月の猛吹雪」に見舞われています。
4月13日の時点で、全米 7州に「暴風雪警報(ブリザード・アラート)」が発令されていて、アメリカ国立気象局によると下のようになっています。
アメリカ国立気象局の警報図は色分けが細かいのですが、大まかにいえば、「赤が暴風雪警報、「紫が低温に関する警報」、「茶色は強風に関する警報」となっています。
4月14日の全米の気象警報状況 アメリカ国立気象局発表
この季節はずれの雪と強風に関する警報が発令されている州は、
・サウスダコタ州
・カンザス州
・ミネソタ州
・コロラド州
・アイオワ州
・ウィスコンシン州
・ミシガン州
などとなっていて、他にも、雪と強風に関しての注意報などが 11州に発令されています。
そのどこの光景も真冬の風景そのものとなっていて、今年は平年の春とは、やや違っているようです。
4月13日 雪で閉鎖されたサウスダコタ州ラピッドシティの高速道路
4月14日 本来なら春真っ只中のウィスコンシン州ミルウォーキー
最新の天気予想によれば、4月15日から、さらに強風などが強くなっていく可能性があるようです。
それにより、気温が低いところでは、吹雪などの暴風雪への警報、そして、気温の高い地域では、山火事が起きやすくなっているとのことで、どの地域にしても、「荒れた春」となっているアメリカではあります。
下は、4月15日からの気象り予想図ですが、中央部を中心に荒れた天候になる場所が多いことがわかります。
4月15日からの全米の気象予想概念図
・US weekend forecast: Triple threat of heavy rains, wildfires and blizzard
そして、このまま気温が上昇していった場合も、そらに荒れた天候が発生しやすくなることは、ほぼ確実で、春、夏、秋、とアメリカは極めて厳しい気候の中を進んで行きそうな気配が濃厚となっています。
気温も気候も世界中でかなり荒れた様相を呈していますが、さて、日本はどうなりますか。