12月27日 最低気温 -40℃を記録したロシア・ネフテユガンスクの夜明け
KhMAO, December 27, 2020
日本では年末から年始、日本列島のかなりの広範囲が前例のない寒波と大雪に見舞われる可能性があると報じられています。
私の出身は北海道の岩見沢市という場所で、雪は多いですが、気温は北海道の中ではそれほど低い場所ではないのですが、「今どのくらいの気温なんだろう」と岩見沢市の天気予報を見てみましら、明日、12月31日の最低気温は、
-19℃
と示されていました。
私が 住んでいた時までには、このような気温は聞いたことがなく、これはかなり記録的だと思われます。
そして現在、世界全体としても、非常に広い範囲で同じような前例のない寒波となっています。ロシア、中国、中東からヨーロッパ、アメリカからカナダなど北半球の多くの地域が、通常よりあまりにも低い気温に見舞われ続けています。
12月20日 滝が凍結した中国ヘナンの光景
Henan China 12/20/2020
最も厳しい冬となっているのがロシアで、ロシアもともと冬は寒くなる場所が多いですが、今年は異常といえる気温となっていて、現地の 12月29日の報道では、クラスノヤルスク地域とイルクツク地域では -46℃、ケメロボ地方で -45℃など、平年より「 10℃〜 12℃低い気温」と伝えています。
12月29日 -40℃を記録したロシア・ノヴォシビルスクでの朝食
fobosplanet
ヨーロッパはロックダウンや準ロックダウンの渦中の国や地域が多いですが、各地で前例のない寒さとなっており、ノルウェーでは 12月28日に -43℃を記録した地域があることをノルウェーの気象局は伝えており、フィンランドでも -41℃が記録されたことが報じられていました。
平年なら比較的温暖なヨーロッパの地域も雪や寒さに包まれている地域が多く、イタリアのミラノは 12月28日に大雪となったことが伝えられています。
12月28日 異例の雪で覆われたイタリア・ミラノ
kavalaomer
アメリカでは 12月29日の時点で 17州に大雪警報が発令されています。
他にも、現在は夏である地域が多い南米も含めて、かなりの国や地域で、異様な気象と気温が記録され続けているようです。
12月28日 ブラジル・タクアラ市 雹嵐の中でビールを飲む男性
Sigma Meteorologia
日本やヨーロッパを含めて、平年の寒さの本番はこれからで、今後どのようになるかはまだわからないにしても、少なくとも直近の年末年始のあたりは、かなりの国や地域が、経験したことのないような大雪や寒さに包まれる可能性が高そうです。
数年前から少しずつ進んでいたミニ氷河期がいよいよ本格化しつつあるのかもしれません。
今年から子に氷河期に入る可能性がかなり高いことについては、In Deep の以下の記事もご参照いただけると幸いです。
「太陽の逆光サイクル」と呼ばれる惑星間引力の作用により 2020年代から「ミニ氷河期にほぼ100%突入する」ことを知る
投稿日:2020年12月6日
長引くパンデミックとミニ氷河期入りという、ほとんどの人が過去に経験したことのない厳しい時代が始まりつつある雰囲気が強くなってきました。