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ミニ氷河期の到来 異常気象

ますますミニ氷河期化する地球 : 2020年12月の世界は「前例のない低い気温と大雪」に見舞われていた

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12月20日に大雪で非常事態宣言が出された米ニュヨーク州エンディコット

Endicott, NY




 

日本は今年は地域的に大雪が繰り返されるのではないかと予測されていますが、世界を見てみれば、

「あまりに多くの国や地域が前例のない寒さと大雪に見舞われている」

ことに気づきました。特に、アメリカ、ロシア、インド、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアなどでは、12月としては異例の気温の低さ、あるいは地域によっては、前例のないような大雪が記録されています。

特にインドでは、北部などでは「平均気温より 10℃低い」などの日が頻繁に発生していることをインドの報道は伝えていまして、数十年ぶりの厳しい気候になっている場所も多いようです。

世界全体のこの 12月の世界の気温と降雪の状況について簡単にふれている記事をご紹介します。

前例のない12月の凍結がロシア、アジア、アラスカ、カナダ、オーストラリアを巻き込み、地球の気温は急落した

記録的な寒さが最近の地球の広い範囲を覆い尽くした。その範囲は、アラスカからアルプス、インドからアイスランド、そしてオーストラリアからロシアまで、前例のない最低気温が記録を塗り替えている。

現在、ロシアでは、膨大な寒波が 1,710万平方キロメートルのロシア国土の 80%以上を覆い尽くしている。このロシアの寒さは、ホリデーシーズンが近づくにつれて、さらに拡大および激化すると予測されている。

ロシア中央および東領域では、平年より 20℃も気温が低くなっている場所があり、そのため、地域により -60℃というような 12月に北半球で記録された最も低い気温が示されている。

寒波の気流は、ロシア極東からカザフスタンを通じて、すべての中央アジアとロシア東部全体、そしてもアラスカから、カナダおよびアメリカの一部に達している。

アラスカのアンカレッジでは、 12月19日に過去の降雪記録を破り、日本でも、わずか 72時間で 2メートル以上の過去最大の降雪が記録された場所がある。

最近記録的な降雪量に見舞われた地域としては、アイスランド、アルプス、カナダ、アメリカ、ロシア、南アジアも含まれる。 Electroverse 2020/12/22)

ここまでです。

以下は、ユーラシアの 12月22日までの総降雪量の分布です。

色が「」となるほど降雪量が多いことを示しますが、12月でここまでの範囲に降雪が記録されるのは珍しいです。


tropicaltidbits.com

アメリカとカナダも以下のようになっていて、アメリカでも降雪に見舞われた場所のほうが多くなっているようです。


tropicaltidbits.com

日本も含めて寒さと大雪の本番はこれからと予測されており、地域的に、どれだけの寒波や大雪に見舞われるのかわからないような冬となる可能性もあります。

今からでは何とも言えないですが、仮に今年の冬が長引く、つまり「気温が低い状態が長引く」ことがあるとすれば、以下の In Deep の記事でもふれましたように「気温が低下するとコロナウイルスの流行が増加する」ことがメカニズム的にもはっきりしていますので、それは懸念となるかもしれません。

「突然出現した」と騒がれる英国の新型コロナウイルスN501Y変異株は、4月にはブラジルで、8月にはアメリカでもすでに流行している…
In Deep 2020年12月23日

せめてこの冬が暖冬であってくれれば、懸念も少しは減少したかもしれないですが、国や地域により異なるとはいえ、この冬は多くの場所で例年以上の寒さと大雪が記録される可能性が高そうです。







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