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「めまいはコロナワクチン接種の副作用の1つとして認識されるべきだ」という日本の医師たちによる論文

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接種後の内耳系の後遺症の報告は多く、傾向として長引く

カナダの医学者であるウィリアム・マキス博士の記事をたまにご紹介させていただくことがあります。マキス博士は、コロナワクチンの副作用や後遺症、あるいは「心臓突然死」についての調査を続けられている方です。

最近の以下のような記事で取りあげました「接種後に発症した精神的問題」についての数々の論文は、かなり興味深いものです。

 

世界中の医学論文に見る13例のワクチン接種後に誘発された精神疾患症例
In Deep 2023年3月10日

接種後「精神を破壊されたアメリカの子どもたち」についてのCDCワクチン有害事象報告のデータ
地球の記録 2023年3月11日

 

最近、マキス博士は、

「接種後に発症しためまい、難聴、耳鳴り」

など、内耳の障害と関係している可能性のある症例に関する記事を書いていらっしゃいました。以下にあります。

COVID-19 ワクチン損傷: 耳と迷路の障害 – 耳鳴り、めまい、耳の痛み、聴覚障害、難聴
COVID-19 Vaccine Injuries: Ear and Labyrinth Disorders – Tinnitus, Vertigo, Ear Pain, Hearing Problems, Deafness

 

この記事に、日本の医学者たちによる論文がリンクされていました。それは、「めまい」 に関するものなのですが、論文の著者たちは、

 

「めまいはコロナワクチン接種の副作用の1つとして認識されるべきだ」

 

と結論部分に記していました。

論文を記したのは、JR東京総合病院・耳鼻咽喉科の医師たちです。以下にあります。

COVID-19ワクチン接種後の前庭神経炎
Vestibular Neuritis Following COVID-19 Vaccination: A Retrospective Study

 

内耳系を原因としためまいについては、スパイクタンパク質の性質から(血管内皮と細胞を損傷させる)、そして、それを生産する mRNA は「全員に循環する」ことから、接種後に内耳に影響を受ける人は必ず出ると考えていました。

ウィリアム・マキス博士の記事では、WHO のワクチン後有害事象のデータベースである VIGI アクセスから耳に関する後遺症を取りあげていました。

このデータベースでは、内耳と関係すると思われる副作用は以下のようになっていましたが、実際はもっともっと多いと思います。

 

WHOのデータベースより耳に関する有害事象

・耳鳴り: 57,630人

・めまい: 49,824人

・耳の痛み: 17,731人

・難聴: 5,858人

・突発性難聴:3,237人

 

私自身、若い頃からたびたび重度のめまいを経験していましたので、めまいの苦しさは、わりとよくわかるのです。

私自身は、医療とも思えないかもしれないですが、「歩き続ける」という治療法で、めまいを解消させることができましたけれど(基本的に薬物治療は高価が乏しいです)、これは大変な時間がかかりるものでもあります。

以下の In Deep の記事で書いています。

 

めまいワールド。そして、それは必ず治る
In Deep 2022年6月18日

 

これに関しては、横浜にある「めまいメニエール病センター」のセンター長である髙橋正紘医師が書かれた『薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療』が参考になります。アマゾンのレビューをお読みいただければわかると思いますが、長くめまいが続いている方々には必読の本です。多少、努力は必要な方法ですが。

先ほどの日本の論文に話を戻しますと、論文の結論には以下のように記されています。

太字はこちらでしています。

論文「COVID-19ワクチン接種後の前庭神経炎」の結論より

結論

前庭神経炎の症例は、他の四半期と比較して 2021年第3四半期に、大幅に増加した。これは、COVID-19 ワクチン接種のタイミングに対する時期的な偏りを示している。

前庭神経炎の多くの場合、COVID-19 ワクチン接種の数か月後に発症し、重度の三半規管の麻痺が観察され、ワクチンの副作用が示唆された。

COVID-19ワクチン接種後にめまい発作とめまい症状が発生した場合は、前庭機能の詳細な検査を行って症状を正確に診断および治療し、リハビリテーションを提供する必要がある。

前庭神経炎は COVID-19 ワクチン接種の副作用の 1つとして認識されるべきだ。なぜなら、これは、患者が完全には回復しない、長期にわたる副作用であるためだ

この研究はレトロスペクティブ(症例対照研究)の性質を持つため、前庭神経炎の発生率を評価することは困難であり、市販後調査システムを実施し、ワクチンの安全性を継続的に評価し、ワクチン接種の期待される利益を低下させる可能性のある事象を検出することが重要だ。

予防接種を受けた集団へのリスクを最小限に抑えるために必要な措置を講じることができるようにするべきだ。

cureus.com 2022/04/19

 

この論文には、

> これらの患者の末梢前庭機能は著しく損なわれていた。

とあり、内耳が(おそらくスパイクタンパク質による)損傷を受けていることが示されていまして、論文では原因を「内耳に循環した mRNA (が生産するスパイクタンパク質)による影響ではないか」としていますが、私自身は、それに加えまして、

 

「スパイクタンパク質によるヒトヘルペスウイルスの再活性化で発症したメニエール病あるいは前庭神経炎」

 

だと考えています。先ほどの In Deep の記事に根拠を書いています

なお、スパイクタンパク質によるヒトヘルペスウイルスの再活性化が「帯状疱疹の原因」であることを突きとめたのも、日本の医師たちでした。つまり、ワクチン接種の副作用としての帯状疱疹の発症メカニズムがわかったのです。

以下にあります。

 

高知大学医学部の科学者たちが「スパイクタンパク質が帯状疱疹ウイルスを再活性化させるメカニズム」を突きとめる。何と皮膚の最上層部からも検出
In Deep 2022年9月5日

 

接種後に発症するめまいの原因は、

 

・スパイクタンパク質による直接的な耳内部のダメージ

・ヒトヘルペスウイルスの再活性化によるメニエール病あるいは前庭神経炎

 

が重なってのものだと思いますが、先ほどの論文では、接種後「数ヶ月後」などに発症することが多いようで、ご自身でも因果関係に気づきにくいかもしれません。

ちなみに、治らないめまいを発症した方の場合、寝込んでしまうことが多いですが、それが最も症状を悪化させます

動くことが重要です。

物理的に損傷を受けた場合の内耳の機能が完全に戻ることはないかもしれません。しかし、平衡感覚をつかさどつているのは内耳だけではありません。脳や血流を含めた全身が、人間の平行感覚と関係しています。

自分自身で、動くことによって全身に対しての平衡感覚の復活を求めるのが最良の手段です。







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