大量死 戦争の時代 疾病と感染症

カナダで「梅毒に感染して生まれる赤ちゃん」が急増し、4年間で1200%増に。米ミシシッピ州では900%増加。増加の原因は、ほぼ確定的ですが…

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2月14日の米ミシシッピー州の地元メディアの報道より

Mississippi Today




 

主要国全体で性感染症が増える中で

今日、カナダの CBC ニュースで、「梅毒に感染して生まれた赤ちゃんの数が、4年間で 13倍になった」という報道を見ました。

そのカナダの冒頭の前半は以下のようなものでした。

カナダで、梅毒に感染して生まれた赤ちゃんの数が、4年間で13倍になった

13 times more babies born with syphilis in Canada over 4 years, data shows
CBC 2023/03/14

カナダでの先天性梅毒は、 2017年の 7件から、 2021年には 96 件にとなり、1,271% 増加した。

カナダでは、梅毒を持って生まれた赤ちゃんの数が急激に増加している。医師によれば、「妊娠中に母親が梅毒に感染すると、深刻な影響を受ける可能性がある」という。

トロントの聖ミカエル病院の感染症医師であり、HIV 予防および性感染症研究のカナダ研究委員長であるダレル・タン博士は、「胎児の死や死産などの結果につながる可能性があります」と述べている。

「そして、梅毒で生まれた子供には、非常に多くの症状が現れる可能性があります…脳、骨、関節などの臓器系、実質的に体内のあらゆる臓器系に影響を与える可能性があるのです」と彼は語った。

 

もともと、各国で梅毒および性感染症が、ものすごいペースで増加していることは、昨年から伝えられることがありました。

アメリカでは、昨年 9月に「アメリカの性感染症の拡大は制御不能」とした報道もありました。以下でご紹介しています。

[記事] アメリカの「性感染症」の増加が制御不能に。梅毒患者数は過去70年で最大
 地球の記録 2022年9月24日

 

日本では、先月、「女性の梅毒患者が 10年で 40倍になった」と報じられていました。 4000%の増加です。

日本の梅毒患者が過去最多、女性は10年で40倍 (2023/02/23)

 

原因については、「不明」ともいわれますし、「 SNS での出会いが増加し…」とかいろいろと言われていますが、「突如増加した時期」を見てみますと、何となく原因のひとつがわからないでもないです。

以下はアメリカのワシントン州の「妊婦さん」の梅毒患者数の推移です。

2007年-2022年のワシントン州の妊婦の梅毒患者の数の推移

kuow.org

2021年に、突然、前年比で 2倍というようなことになっています。ここに示されている分だけのグラフでは、前年度の倍になったような年は他にひとつもありません。

 

この 2021年から始まったことを考えれば、おおむね原因はわかります。

 

それはともかく、梅毒だけではないですが、性感染症というのは、全般として、

「免疫細胞の力によって感染、発症が抑えられている」

ものです。

以下は、2017年の論文からです。梅毒患者の治療前後の T細胞、ナチュラルキラー (NK)細胞、そして B細胞の、それぞれヒトの免疫に重要な細胞の数を調査したものです。

 

(論文より)

> T 細胞、NK 細胞、およびインターロイキン-2は、一次および二次梅毒疾患の発症および病原メカニズムに関与しており、これらの細胞は疾患の治療に影響を与える。 whitesscience.com

 

つまり、これらの免疫細胞の数が「減る」あるいは「働きが低下する」と、梅毒および性感染症にかかりやすくなるようなのです。

スパイクタンパク質は、あらゆる免疫メカニズムに干渉することが知られています。

また、スパイクタンパク質の主要なターゲットのひとつが「胸腺」であることも知られています胸腺は、T細胞の重要な供給源です

 

強化されたスパイクタンパク質は、あらゆる免疫システムに影響を与えていると思われ、梅毒の増加の主要な原因は、そこにあると思います。

つまり、原因はワクチンです。

ただ、気にになるのは、以下の In Deep の記事で書かせていただきましたように、その影響が「永続的である」可能性が出てきています。

[重大局面]ファイザー社ワクチンが、DNAで汚染されていたことが見出される……。これにより「永遠のスパイクタンパク質生産」という厳しい概念が浮上
 In Deep 2023年3月15日

 

もし仮に、このようなことが現実的であるなら、今後も一貫して性感染症は増えていくと思われます。

米ミシシッピー州の記事をご紹介して締めさせていただきます。




 


ミシシッピ州で梅毒の治療を受けた新生児が 900% 増加

Mississippi hit by 900% increase in newborns treated for syphilis
NBC 2023/02/11

先天性梅毒の治療を受けているミシシッピ州の赤ちゃんの数が、5年間で 900%以上急増している。

症例の増加により、ミシシッピ州の新生児たちはすでに国内で最悪の乳児死亡率にあり、生命を脅かす危険にさらされている。

ミシシッピ州ジャクソンにあるミシシッピ州保健局のクロスロード・クリニックの医長であるトーマス・ドブス博士が共有した病院請求データの分析によると、2021年には、ミシシッピ州の 102人の新生児が性感染症の治療を受けたが、 2016年には 10人だった。

州の元保健官であるドブス博士は、赤ちゃんがこの病気で生まれ、まれにそれで亡くなっていることを「恐れている」と医療提供者と話をした。

「これは、今の時代に起きるようなことではありません。100 年前に起こるべきことです」と、ドブス氏は述べる。「本当にショックです」

ミシシッピ州保健局は、先天性梅毒による死亡を正式に追跡していないが、2021年に死亡した赤ちゃんが少なくとも 1人いると述べている。

先天性梅毒は、妊娠中に母親から子供に感染したときに発生する。未治療の場合、梅毒が、妊婦から赤ちゃんに感染する 確率は 80%だ。

梅毒に感染した赤ちゃんは、最初は症状を示さない場合があるが、生後 3か月以内に治療を受けなければ、合併症が重くなる可能性がある。

そして、梅毒は赤ちゃんの臓器に損傷を与える可能性がある。さらに、この病気は、子供の神経系を打ちのめし、視力と聴力を危険にさらす可能性がある。最も重大なケースでは、新生児が死亡する。

梅毒はアメリカ全体で増えている。全米の症例数は 2017年の 941人から 2021年には少なくとも 2,677人と倍以上に増加している。

出産の少なくとも 1か月前に、母親が一連のペニシリン注射を受ければ、先天性梅毒の症例を防ぐことができる。母親が十分な治療を受けていない場合、ペニシリンが静脈内に投与されるため、乳児は通常、出生後 2週間入院しなければならない。







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