イナゴ、特にアフリカから中東、インドなどで猛威を奮っているサバクトビバッタの被害の増大はよく伝えられていますが、中国内陸部の各地でもイナゴの発生が散見されていることが伝えられています。
最近では、中国の広西チワン族自治区で、イナゴの被害が続いていることが報じられました。
中国の広西チワン族自治区というのは、以下の場所にあり、ベトナムと隣接する自治区です。
広西チワン族自治区
・Google Map
この広西チワン族自治区でのイナゴは、写真などを見ましても、アフリカやインドなどに大きな影響を与えているサバクトビバッタではないようで、中国内陸に生息するイナゴだと思われます。
広西チワン族自治区に出現しているイナゴ
・soundofhope.org
・財経
サバクトビバッタがインドの方面から中国に入るとなると事態は深刻ですが、今回の広西チワン族自治区でのイナゴの大群の発生は、とりあえずはコントロール可能な範囲と見られますが、ただまあ、こういうご時世でもあり、中国の人たちにも気になるところではあるのかもしれません。
なお、中国の報道によれば、他にも、湖南省の龍州市という場所でイナゴの被害が発生しており、また、中国南部などで大洪水が起きていますが、これが収まった後にイナゴが大発生することが懸念されています。
イナゴは南米でも一大農業地であるブラジルへ進行していることが伝えられていまして、イナゴの繁殖が続く 9月までは、この問題は伝えられていくと思われます。