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アメリカでのコロナワクチン接種後の有害事象報告から「流産 / 早産」の詳細な状況データ

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The Conversation




 

アメリカ CDC (疾病予防管理センター)の有害事象報告システム(VAERS)からのデータを定期的にご紹介しています。最新のデータは以下の記事にあります。

米CDC有害事象報告システム(VAERS)からのデータ。2月18日までの時点でのコロナワクチン接種後の死亡例は1095件、顔面神経麻痺は257件
投稿日:2021年3月3日

このデータは、あくまで報告という形ですので、全体のかなり一部だということは何度か記していますが、それでも、その中で気になるのは「妊娠中の女性の有害事象」についてのデータです。

2月18日にまでの CDC の有害事象報告システムでは、妊娠中の流産/早産、あるいは胎児への影響に関しての報告は 47件報告されていて、妊娠されている女性の有害事象は全体で 161件です。

この CDC の有害事象報告システムは、基本的にすべてにその詳細のページが設けられていまして、なかなか切ない部分も感じるのですが、今回その中のいくつかをご紹介させていただこうと思います。

日本においては、妊娠されている方への接種はないはずだと確信していますが、アメリカでは行われているようです。

その中から有害事象報告された方の事例をいくつか取り上げさせていただきます。

先日書きました以下の記事のように、個別ので有害事象報告システム ID の数字がその詳細のページにリンクしています。

アメリカでのコロナワクチン接種後の死亡事例のいくつかの詳細
投稿日:2021年2月26日

ここからです。


新型コロナワクチンによる流産/早産/胎児の異常に関する事例より

Found 160 cases where Vaccine is COVID19 and Symptom is Abnormal labour or Abnormal labour affecting foetus or Aborted pregnancy or Abortion or…
VAERS 2021/02/118

[事例 ID 917350 / 死産] 2020年12月27日 - 患者は注射部位の不快感を発症した。2020年12月29日 - 患者は気分が悪くなり仕事を早退した。非常に疲れていて少しめまいがした。彼女は地元の緊急病院に行き、血液検査と検査が完了した。この検査で、彼女が妊娠を失ったことを知った(赤ちゃんの心拍なし)。報告によると、他のすべての血液検査に問題はなかった。

[事例 ID 918034 / 胎児の死亡] 「新型コロナウイルスワクチンの最初の投与を受けたとき、私は妊娠 28週と 5日目でした。接種後 2日後の 2020年12月25日午後に赤ちゃんの動きが鈍くなっていることに気づきました。赤ちゃんは 2020年12月26日の早朝に心拍がないことが判明し、妊娠29週で生存していない女児を出産しました」

[事例 ID 917595 / 流産] 「2020年12月26日にワクチンを接種したとき、私は妊娠約6週目でした。2021年1月1日に流産しました。私は2019年に健康な満期妊娠の妊娠歴があります」

[事例 ID 922289 / 自然流産] 2020年12月17日にワクチン接種。「2020年12月31日に流産しました。私は妊娠 5週でした。これが私の最初の妊娠でした」

[事例 ID 906529 / 早産] 2020年12月18日にワクチン接種。翌日に発症。「予防接種を受けたとき、私は妊娠 32週でした。(接種後の)土曜日に羊膜液が自然に破裂し、すぐに病院に行き、赤ちゃんにステロイドとマグネシウムが与えられました。月曜日の午前8時6分に私は早産になり、妊娠33週で赤ちゃんを出産しました。赤ちゃんはその時点で合併症もなく健康でした」

[事例 ID 928892 / 自然流産] 2020年12月20日にワクチン接種。2021年1月8日に流産。 「私は最初のワクチン接種の時点で妊娠約6週でした。3週間後に私は流産しました。ワクチンとは関係ないかもしれませんが、新しいワクチンであり、妊婦で研究されていないことを考えると、報告するのが最善だと思いました」

[事例 ID 930916 / 早産] 2020年12月17日にヘルスクリニックでファイザーのワクチンの初回投与を受け、2021年1月7日の午前11時15分に2回目の投与を受けた。その後、2021年1月8日に腹痛と膣からの出血を起こし始め、2021年1月8日の午後7時39分に早産した。

[事例 ID 936919 / 流産] 赤ちゃんの推定在胎週数= 4週間。ワクチン接種後4日目(2021年1月11日)に大量の出血が始まり、研究室で流産が確認された。

[事例 ID 943837 / 自然流産] 妊娠6週で、ワクチン投与後約5日に出血し始めた。翌日(投与6日後)超音波で流産を確認した。

[事例 ID 957627 / 胎児の死亡] 「私は2021年1月15日にワクチンを接種しました。妊娠12週と4日目でした。DNA 検査はその週は正常で、お腹の赤ちゃんは男の子でした​​。4日前の超音波検査も正常でした。2021年1月19日に、赤ちゃんの心拍が停止しました。私の出産予定日は2021年7月26日でした」

[事例 ID 958755 / 胎児死亡] 2021年1月12日に接種。1月18日に死産。 接種時には妊娠 18週だった。2回目の妊娠で、この患者は医師だった。それまでの妊娠は完全に正常だったという。2021年1月18日、おそらく胎盤早期剥離のために大量の膣からの出血を起こし始め、18週目に出産した。赤ちゃんは死産だった。


 

このあたりまでとさせていただきますが、他にも同じような事例がたくさん記載されています。

これらの流産、早産等がワクチンとの直接的な関係があるのかどうかはわかりようがないですが、どの事例も時間軸としてはワクチン接種と完全にリンクしていますので、まったく関係がないと言い切るのは難しい気もします。

これらの事例は、時間の経過と共に増加していますので、今後もデータ上では増えていってしまうと見られます。







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