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米 CDC （疾病予防管理センター）の「ワクチン有害事象報告システム / VAERS」のデータからの最新情報を定期的にご紹介していますが、最新のデータである 2月18日までの有害事象報告データです。
前回の2月12日までのデータは、以下の記事にあります。
米CDC有害事象報告システム（VAERS）のデータでは、2月12日の時点でのコロナワクチン接種後の死亡例は929件。また、妊娠中の女性の接種者に胎盤の急速な石灰化の事例が発生
投稿日：2021年2月21日
以下は、現時点で最新の 2月18日までの報告データからです。
2021年2月18日（現状で最新）のCDC有害事象報告検索データより
VAERS
文字にしますと、このようになります。
新型コロナワクチンの有害事象報告
2021年2月18日までの全報告数 19,907件・死亡 1,095件 （5.5％）
・永久的な障害 403件 （2.02％）
・受診 2,894件 （14.54％）
・緊急病院に搬送 4,129件 （20.74％）
・入院 2,297件 （11.54％）
・回復 7,263件 （36.48％）
・生命への脅威 755件 （3.79％）
・深刻でない事象 6,979件 （35.06％）
このうち、流産、アナフィラキシー反応、ベル麻痺（顔面神経麻痺）は以下の通りとなっていました。
・流産 / 早産 47件 （データ）
・アナフィラキシー反応 1,135件（データ）
・ベル麻痺 257件（データ）
アメリカでのコロナワクチンの 2月18日までの接種者数は、5774万人とデータは示していますので、その比率からはこれらの有害事象数は「小さな数字」といえるのかもしれません。
アメリカの接種スピードはかなりのもので、3月1日の接種者数は 7690万人となっていますので、2週間で 1000万人くらいずつ増えている感じですかね。
ワクチン接種が進む中でも、この１ヶ月ほどはアメリカのコロナ感染確認数も死者数も特に減っているわけではないですが、それはもうあまり関係ないことなのかもしれません。
とにかくたくさん打つと。ダメなら仕方ないと。
もちろんマスク着用義務のアメリカ大統領令も継続したままです。アメリカでのマスク着用義務は 2022年まで続くという観測もあります。
なお、CDC の有害事象報告システムには他のワクチンの報告データもありますが、同じ期間（2020年12月14日から 2021年2月18日）のインフルエンザワクチンの有害事象報告データを見ますと、この期間でのインフルエンザワクチン接種後の死亡者数は 83人となっています。
ところで、アメリカでは、ファイザーとモデルナのm RNAワクチンに続き、ジョンソン&ジョンソンのコロナワクチンもアメリカ食品医薬品局 （FDA）に緊急承認されました。
CNBCによれば、臨床試験では、有効性は 66％、基礎疾患のある60歳以上の人々には、42％のみの有効性が確認されているということで、もはや何のためのワクチンだかわからない数値ではありますが、早々に投入されるようです。
ジョンソン&ジョンソンのワクチンは mRNA ワクチンではありません。アメリカ食品医薬品局は、このジョンソン&ジョンソンのワクチンの分析表を公開していますが、アデノウイルス（26型）が成分表にありますので、アデノウイルスを運搬係として「新型コロナウイルスの遺伝子をヒトの細胞へと運ぶ」タイプのウイルスベクターワクチンのようです。
このアメリカ食品医薬品局の分析表の成分を見ますと、ジョンソン&ジョンソンのワクチンには「ポリソルベート80」という乳化剤が使われていますが、これは食品添加物として多く使われている一般的なものですけれど、過去の京都大学の研究（論文）で、このポリソルベート80は、脳のバリアである「血液脳関門」を突破して脳に入ることが示されています。
以下の記事などを含めまして、最近はこの血液脳関門の話が多いですが、いろいろと脳のバリアを突破する物質は多いものだなと感心します。
なぜこれほど「脳と生殖機能への攻撃」が執拗に続けられるのか
In Deep 2021年2月28日
いろいろなコロナワクチンが地球を席巻している中で、ファイザーに続き、このジョンソン&ジョンソンのワクチンもまた日本に到着する日が近いようです。