Taraxacum officinale いわゆる、どこにでも咲く普通のタンポポです。
ドイツのフライブルク大学医学部の研究者や、ミュンヘン工科大学食品化学・分子感覚科学研究所の研究者が、
「タンポポの抽出物がスパイクタンパク質の受容体への結合をブロックする」
という内容の論文を発表していたことを知りました。
論文は以下にあります。
Common dandelion (Taraxacum officinale) efficiently blocks the interaction between ACE2 cell surface receptor and SARS-CoV-2 spike protein D614, mutants D614G, N501Y, K417N and E484K in vitro
一般的なセイヨウタンポポは、ACE2 細胞受容体と、D614、および変異体D614G、N501Y、K417N、E484K の SARS-CoV-2 スパイクタンパク質との相互作用を効率的にブロックする
新しい論文ではなく、今年 3月19日の日付けとなっていますが、私自身はつい最近知りました。
内容はストレートに「タンポポがコロナの感染を防ぐ」という可能性についてです。
可能性というか、論文の結論には、
> セイヨウタンポポは、スパイクタンパク質と ACE2 受容体の結合を阻害する
と明確に書かれてあります。
この論文について記事にしていた報道をご紹介します。
ここからです。
研究:タンポポの葉の抽出物は、スパイクタンパク質が ACE2 細胞受容体に結合するのをブロックする
RESEARCH: Dandelion leaf extract blocks spike proteins from binding to the ACE2 cell surface receptor
naturalnews.com 2021/06/28
SARS-CoV-2 からのスパイクタンパク質は、芝生で駆除される一般的な「雑草」によって阻止することができることが、ドイツの大学の研究でわかった。
フライブルク大学医学部の研究者らは、セイヨウタンポポがスパイクタンパク質がヒトの肺および腎臓細胞の ACE2 細胞表面受容体に結合するのを阻止できることを突き止めた。
植物の乾燥した葉から採取した水ベースのタンポポ抽出物は、 D614、および、D614G、N501Y、K417N、E484Kなどの多くの新型コロナウイルスの変異株のスパイクタンパク質に対して効果的だった。
研究者らは、水ベースのタンポポ抽出物から採取した高分子量化合物を使用して、それらをヒト細胞 HEK293-h の腎臓 ACE2 受容体、および A549-h の肺細胞 ACE2 受容体で試験をした。その結果として、タンポポは、スパイクタンパク質の S1サブユニットと ACE2 細胞表面受容体の間のタンパク質間相互作用をブロックした。
この効果は、英国(B.1.1.7)、南アフリカ(B.1.351)、ブラジル(P.1)の亜種を含む、流通している主要な亜種からのスパイクタンパク質変異に対しても当てはまった。
タンポポ抽出物は、SARS-CoV-2 スパイク疑似型レンチウイルス粒子が肺細胞に付着するのを防ぎ、インターロイキン-6 分泌と呼ばれる炎症過程を止めた。研究はラボで行われたため、タンポポの抽出物が人体の生体系でどのように吸収され利用されるかを理解するには、さらなる臨床研究が必要だろう。
ここまでです。
> 植物の乾燥した葉から採取した水ベースのタンポポ抽出物
というのは、つまり「タンポポ茶と同じ原理」ということになりますかね。
タンポポ茶はたまに飲みますが、これは日本では、「母乳に効果がある」とされていて、そういう目的で買われる女性が多いようなのですが、コロナ(あるいはワクチンの)スパイクタンパク質の細胞への受容を明確にブロックするようですので、予防になりそうですね。
タンポポ茶は、わりとどこにでも売っていると思いますが、アマゾンで見た限り、完全な無添加のものは以下のものだと思われます。他にもたくさんあります。
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最近は、コロナと関連したことが報じられる商品は一気に売れていく傾向があり、今のところ、タンポポ茶は大丈夫みたいですが、先はどうでしょう。
状況としては、すでにコロナ対策というより「スパイクタンパク質の伝播対策」という意味合いの防御も、やや必要な状況あるいは時代ともなっています。