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アメリカのコロナワクチン接種者1億3700万人分の接種後状況が含まれるV-Safeデータの「全開示」を裁判所がCDCに命じる

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「大きな勝利」と報じられる

米国テキサス州にある ICAN (インフォームド・コンセント・アクション・ネットワーク)という非営利団体が、昨年 12月に、 アメリカ疾病予防管理センター (CDC)に対して、

「 V-Safe のデータ公開の請求」

の訴訟を裁判所に起こしたと発表したことがありました。

V-Safe とは、CDC が運営する、ワクチン接種後の副作用や有害事象に関してのデータベースであり、自己申告型のシステムです。こちらにページがあります。

CDC には、ワクチン有害事象報告 (VAERS)というシステムもあるのですが、こちらは、申告に手間がかかることや、医療関係者などからの申告が中心であるために、実際の有害事象の数より、はるかに過小申告されていることがわかっています。

9月21日現在で、ワクチン有害事象報告に報告されているコロナワクチンに関しての有害事象報告数は、140万7,409件ですが、V-Safe プログラムには、最大で 1億3700万人分のコロナワクチン接種後のデータがあることが示されています。

このデータが公開されれば、ワクチン有害事象報告 (VAERS)よりも詳細な接種後の状況がわかることになるのですが、CDC は、

「情報が匿名化されていないことを理由に、データ公開を拒否し続けていた」

という状況でした。

非営利団体 ICAN は、このデータの公開を求めて、2021年12月に訴訟を起こしたのですが、裁判所は、このたび、

 

「今年 9月30日までに、2020年12月14日から 2022年7月31日までのデータ公開を命じる」

 

と、データ公開命令を出したのでした。

期限つきですので、その日までに公開しなければなりません。

以下に裁判所命令の書類があります。

JOINT STATUS REPORT AND PROPOSED AGREED SCHEDULING ORDER
合同状況報告書および提案され、合意された提出スケジュール命令

 

この CDC の V-Safe データが公開されれば、数千万人規模の接種後の状況が、ある程度わかるわけでもあり、独立系メディアなど一部は「これは大きな勝利だ」と述べています。

アメリカの裁判所は、今年 2月にも、ファイザー社コロナワクチンの承認に関連する 40万ページ近くの文書に対して「開示命令」を FDA に出しています。

以下の記事でふれています。

 

[記事] たった1人で世界は変わる
 In Deep 2022年7月11日

 

少しずつコロナワクチンをめぐる環境にも変化が出てきているのかもしれません。

その非営利団体 ICAN のプレスリリースです。




 


COVID-19ワクチン接種後に行われた1億3700万を超える健康申告を含むV-Safeデータの公開をCDCに要求する裁判所命令をICANは取得しました

ICAN Obtains Court Order Requiring CDC to Release V-Safe Data that Includes Over 137 Million Health Entries Made After COVID-19 Vaccines
ICAN 2022/09/15

2021年12月、ICAN は、COVID-19 ワクチン接種後の有害事象を追跡するために CDC が展開した新しいスマートフォン・ベースのプログラムである V-Safe からデータを取得するために訴訟を起こしていると発表しました。

CDC によると、 V-Safe は、ユーザーが「 COVID-19 ワクチンを接種した後、あなたまたは家族がどのように感じているかを CDC と迅速かつ簡単に共有する」ことができるものです。

V-Safe からのデータは、個人の健康情報が含まれていないことを意味する「匿名化された集約データ」の形式で、民間テクノロジー企業であるオラクル社によって「収集、管理、および安全なサーバーに格納」されています。これは、これらのデータがオラクルと共有されるのと同じように、一般で共有される可能性があることを意味します。

私たち ICAN の目標である「ワクチンの安全性に関するタイムリーで透明性のある情報を市民に提供する」という約束を CDC に守らせるという取り組みの一環として、ICAN は、アーロン・シリ氏が率いる弁護士団を通じて、V-Safe に対する法的要求を提出しました。

具体的には、「 2020年1月1日以降に V-Safe に送信されたすべての匿名化されたデータの公開」を要求しました。

独自のプロトコルに従ってこの匿名化されたデータをすぐに公開できるにもかかわらず、CDC は「アプリ内の情報が匿名化されていない」という立場をとったため、データが作成されることはありませんでした。

したがって、2021年12月、ICANは、同機関の異議に対処するために、「 2020年1月1日以降に V-Safe に提出されたすべてのデータ」を要求する追加の要求を提出しましたが、CDC は依然としてデータの公開を拒否したため、ICAN は再び訴訟を起こしました。

数か月にわたる訴訟の後、裁判所は、2022年9月30日までに、2020年12月14日から 2022年7月31日のデータの公開を命じたのです!

これは、ICAN にとっても、COVID-19 ワクチンの安全性に関する実際の自己申告による全国的なデータを最終的に自分の目で確認できるようになるアメリカ国民にとっても大きな勝利です。







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