2020年03月20日の感染拡大の状況
（中国の統計に信憑性がないため中国を除外しています）
中国以外の感染確認数 16万4,015人 （前日比 +2万6,280人）
中国以外の死者数 6,788人 （前日比 +1,085人）
中国以外での致死率 4.1%
各国の対策とは関係なく、無制御に感染確認数は増加し続けています。
中国以外の感染確認数が「 16万4,015人」となり、昨日より 2万6,280人増加しました。 1日で 2万人以上増加するのは、これが初めてです。
特に増加が著しいのが、イタリア、スペイン、ドイツなどのヨーロッパとなっていまして、イタリアの感染確認数は 4万人に達しています。
イタリアでは「医療崩壊」が囁かれていますが、ヨーロッパの他の国も、その急激な感染者の増加ぶりを見ますと、同じような状況となる可能性があります。
そして、感染者数増加の上位の国だけではなく、他のさまざまな国でも、感染者の増加が急激に拡大しています。
イスラエルなどは、感染確認数が 400例ほどだった昨日から 1日で、677例と急増しています。なぜかはわからないですが、ここに来て、さまざまな国や地域で、感染者増加に歯止めがかからなくなっているようです。
また、少し前までは「気温の高い国や地域であまり感染が広がっていない」ということがあったのですが、ここに来て、ややその法則も崩れてきています。
たとえば、比較的温暖な国や地域、あるいは、オーストラリアなど南半球は今は夏ですが、それらの現在の状況は以下のようになっています。
・マレーシア 感染確認 900 死者数 2
・オーストラリア 感染確認 756 死者数 7
・ブラジル 感染確認 640 死者数 7
・パキスタン 感染確認 454 死者数 2
・シンガポール 感染確認 345 死者数 0
・インドネシア 感染確認 308 死者数 25
・タイ 感染確認 272 死者数 1
他の温暖な国や地域でも、ここに来て急速に新しい感染者が増えています。今になって急激に増加してきている理由はよくわかりません。
ただ、概して、暖かい国や地域のほうが「致死率が低い」というのは数字からは見てとれます。
この 24時間で起きた社会的なこととしては、以下のような報道があります。
・アメリカ政府、すべての国に対しての渡航を禁止
・アメリカでは、1日で感染確認数が 50%増加
・日本のプロ野球、4月10日の開幕を断念する可能性
・インドは国際線の到着を 1週間停止
・香港で、ふたたび「犬」からウイルスを発見
・英国政府、首都ロンドンの封鎖計画を否定せず
・ドイツ、イタリアに続いて空売りを禁止
・ティファニーがアメリカのすべての店舗を閉鎖
社会的カオスは続いています。
そして、問題は、このカオスが収まる気配がまったく見えないことです。