・3月20日 イタリアの町に展開する軍隊。RT
2020年03月21日の感染拡大の状況
(中国の統計に信憑性がないため中国を除外しています)
中国以外の感染確認数 19万3,676人 (前日比 +2万9,661人)
中国以外の死者数 8,118人 (前日比 +1,330人)
致死率 4.9%
新たな感染確認数が、2万9661例と、1日での増加数が、ほぼ 3万例に達しようとしていまして、感染拡大は、本格的に無制御になりつつあります。
2020年3月21日の状況
・Confirmed Cases and Deaths by Country
以下は、イタリアの 2月からの感染拡大の推移ですが、ほんの1ヵ月前までは、感染者が 20人だったものが、4万7000人にまで拡大しています。
ヨーロッパの他の国でも、同じような増加を示していまして、検査態勢が落ち着くまで、しばらくはこのような拡大は続きそうです。
上のグラフにも記入しましたが、イタリアは、その致死率が世界的に見ても極端に高く、3月20日の時点で、致死率 8.5%に達しています。医療水準は高い国ですので、この理由はよくわかりません。
イタリアについては、高齢化が言われますが、高齢化でいえば、日本のほうが上で、イタリアは 2番目です。なお、日本の致死率は現在、3.4%です。
そのようなイタリアでは、ロンバルディア州の隔離封鎖に軍隊を本格的に投入し、事実上の戒厳令を宣言したと報じられています。
英国テレグラフは、スペインでも、軍が都市封鎖の管理に投入されていると報じています。
アメリカでは、ニューヨークが流行の最前線となっていまして、3月20日の時点で、ニューヨーク州だけで、5,151件の確定症例が報告されています。
ニューヨーク州は、すべての勤務者に自宅待機を命じ、すべての集会を禁じたと発表しました。
アメリカで最も経済的に重要なカリフォルニア州の外出禁止令に続いて、ビジネスの本拠地でもあるニューヨークにも、封鎖の時が近づいているのかもしれません。
そうなった場合、アメリカ自身と世界全体が受ける影響は、想像を絶するものとなりそうです。