パンデミック ミニ氷河期の到来 疾病と感染症

中国に強い寒冷前線が接近し大荒れの天気に。南部の広東省では同地としては珍しい雹嵐も

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2020年2月13日 広東省に降った雹 一方禅茶




 

低温条件でウイルスの生存期間が延びる中で

新型コロナウイルスだけではなく、多くのウイルスに当てはまることとして、

「気温が低くて、湿度が高いほうが、外部で長く生き残る」

という性質があります。

つまり、「寒いほうがウイルスは長く生きることができる」のです。

それを前提として、気になる気象予測が中国で報じられています。

今日から、中国の多くの地域で「著しく気温が下がる」のです。

中国グローバルタイムズの報道です。


中国は寒冷前線が広範囲に広がる中、気象警報を発令

Global Times 2020/02/14

中国の気象当局は 14日、寒冷前線、霧、雪、厳しい対流について 4種類の気象警報を発行した。寒さが今後数日間で国の中央部と東部を一掃する予測だ。

寒冷前線の影響を受け、中国中部から東部では気温は摂氏 8〜 10℃下がると予想されており、そのうちいくつかの地域では最大 16℃の気温の低下が見られると、中国国立気象センター(NMC)は声明で述べた。

国立気象センターは、15日にかけて、中国北部および北東部では大雪が降ると予想しており、河北省、山東省等の一部地域では、降雪が最大 16 cmに達する可能性があると述べた。

国立気象センターはまた、江蘇省、安徽省、湖南省、および上海市などに、濃霧についての警報を出した。これらの地域の一部の視界は 200メートル未満となる可能性があるという。

一方、15日にかけて、中央および南部地域では、雷雨や雹を含む厳しい対流天気が予想されている。

国立気象センターは、地方の各部門に、道路、鉄道、通信インフラの監視と保守を強化するよう促し、寒さに対する予防策を講じ、野外活動を減らすよう国民に助言した。


 

ここまでです。

報道には、

> 中央および南部地域では、雷雨や雹を含む厳しい天気

とありますが、南部にある広東省では、2月13日に激しい雹嵐に見舞われました。


2020年2月13日 広東省に降った雹 一方禅茶

中国での新型コロナウイルスの感染状況の地図を見ますと、武漢のある湖北省が最も多いのですけれど、雹が降った南部の広東省も、多数の感染者が出ていることが、以下の地図でわかります。

2月11日までの中国各省の新型コロナウイルス感染者数

BBC

気象にしても何にしても、いろいろなことが一気に中国を襲っている感じです。







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