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米オハイオ州のクリーブランドで「2週間で27人の子どもが行方不明」に。全員発見されておらず、原因も不明

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「前例のない事象」

米オハイオ州にあるクリーブランドで、

「 5月2日から 5月16日までに、27人の子供の行方がわからなくなった」

ことが報じられています。

クリーブランドの場所

 

全員がまだ発見されていないですので原因はわかっていませんが、この期間でのこのような行方不明の数は、「前例がない」と、クリーブランドの警察署長はメディアに述べています。

クリーブランド市の人口は約 37万人で、これは私が住んでいる所沢市あたりと同じ程度なのですが、そのような規模の人口の市で、2週間に 30人近くの子どもたちが「突然消える」というのは、確かに異常なことかもしれません。

アメリカは、もともと子どもの行方不明者の数が非常に多いのですが、このように、ひとつの都市で集中して起きることは珍しいです。

[記事] 世界の「行方不明」に関するいくつかの事実 : そして、年間80万人の子どもの行方不明例が発生するアメリカよりさらに多い事例が生じているイギリスの例も知り
 In Deep 2017年3月1日

 

以下は、少し古いですが、2022年の統計です。


In Deep, National Estimates of Missing Children

理由が不明の行方不明も4割近くあります。

 

アメリカの子どもの行方不明の事例は、まれに「不思議なエピソード」となることがありますが、その詳細は以下などにあります。

[記事] アメリカの行方不明研究者の事例にある失踪あるいは「消滅」の強烈な実態
 In Deep 2016年9月7日

[記事] アメリカの行方不明者たちのいくつかで共通している「異常に不可解」な事実から推測できる「全世界に広がる失踪システム」
 In Deep 2016年6月23日

 

クリーブランドの子どもたちの失踪についての記事をご紹介します。




 


彼らはどこにいる? 2週間で30人近くの子どもがクリーブランド市内で行方不明となり、このような出来事は見たことがないと警察が語る事件の謎

WHERE ARE THEY? Chilling mystery as nearly 30 kids go missing from city in two weeks and cops say they’ve never seen anything like it
The Sun 2023/06/03

クリーブランドで、過去 2週間で 30人近くの子どもたちが失踪しており、地元警察署長は、33年間のキャリアの中でこのようなことは見たことがないと述べ、大きな懸念を抱いている。

ニューバーグハイツ警察署長のジョン・マジョイ氏によると、クリーブランド広域圏で、27人もの子どもが行方不明になっていると報告されている。

マジョイ氏は、行方不明の身内などを探している家族に直接支援を提供するオハイオ州の非営利団体「クリーブランド・ミッシング」の理事長も務めている。

同氏は記者団に対し、行方不明者は、12歳から 17歳までであり、このような数は前例のない数だと述べた。

「行方不明者の数は常に変化はあるが、今年は異常な年です」と同氏は FOXニュースに語った。

「何らかの理由で、2023年には、普段よりもはるかに多くの子どもたちが行方不明となっていますが、一部の子どもたちに何が起こっているのかはわかりません。たとえば、ギャング活動や麻薬に関与しているような者たちによる人身売買などに関係しているかどうかもわかりません」

クリーブランド警察は、子どもたちは 5月2日から 5月16日まで行方不明になったと報告した。

マジョイ氏は、事件の大部分は誘拐ではなく家出である可能性が高いと考えているが、十代の若者たちは純朴で、「羊の皮をかぶった狼」と警察が呼ぶ捕食者たちに利用される可能性が高いのもまた事実だと警告した。

マジョイ氏は、アンバー・アラート (※ 行方不明事件に対しての警察による法的な刑法システムがない限り失踪事件はニュースにはならないと述べ、彼らの失踪の話はソーシャルメディアでも紹介されていないと付け加えた。

アンバー・アラートが発令されるためには、警察が、失踪の原因を誘拐だとし、そして、その子どもが重大な身体的危害または死亡の差し迫った危険にさらされていると合理的に確信していることなどの項目を満たさなければならない厳格な基準がある。

捜索をさらに困難にしているのは、このクリーブランドの行方不明の子どもたちの写真が不足していることだ。行方不明者ページを見ると、ほとんどの場合、空白の四角形に「写真は利用できません」という文字が表示されている。

写真がない限り、その子どもを知っている人以外は、その子が行方不明の子だとわかることはない。

クリーブランドのあるオハイオ州では昨年、1万5000人以上の子どもが行方不明となり、そのうち 4人が死亡して発見された。

このうち 8,500件以上で誘拐が関与しており、うち 34件は非親権者による誘拐だった。

オハイオ州司法長官デイブ・ヨスト氏の報告書によると、このうち見知らぬ人物による子供誘拐に起因する事件はわずか 5件のみだった。

警察は、行方不明の子どもたちの 36%を発見できたが、2023年が始まった時点で、 615人が依然として行方不明だ。







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