半分が病気
日本の状況は、データがないのでわからないのですが、いくつかの国では「児童や生徒たちの欠席率が記録的な高水準になっている」という事実があります。
アメリカでは、「慢性的に欠席している児童や生徒」の数が、2021年から飛躍的に増加していることが示されています。
米国で慢性的に欠席している児童・学生の割合の推移
BDW
イギリスもそうです。
・イギリスで子どもたちの「不登校」が劇的に増加している
BDW 2023年5月26日
まあ……原因はよくわかりません(一応)。
「2021年から」という起点くらいしか理由は思い浮かばないですが、ともかく、データからは、若い人たちの間での体調不良が世界的に蔓延しているという雰囲気が出ています。
そんな中で最近、ニュージーランドで「定期出席の基準を満たさない児童・生徒の率が 50%近くにおよぶ」という報道がされていました。
報道によれば、
> 病気が欠席の主な要因だった。
ということです。
さあ、何が原因なんでしょう。
私にはさっぱりわからないですが、50%もの子どもたちが、病気で学校に定期的に行けなくなるという原因があるとしたら何でしょう。
原因は曖昧ながら、きわめて「病気の時代」とは言えます。
願わくば、その子どもたちの体調が改善してくことを望みます。
なお、ニュージーランドでは、「 0 - 4歳の子どもの死亡数が 2022年に前年の 2倍」になっています。これも原因はわかりません。
子どもの欠席率に関してのニュージーランドの報道です。
教育省によると、病気により学校への出席が制限されている
School attendance held back by sickness - Ministry of Education
RNZ 2024/04/12
病気が依然として不登校の主な要因だ。
2023年の第 4学期に定期的に学校に通ったのは、生徒の半数強にとどまった。
ニュージーランド教育省の最新の統計によると、学生の 53.6パーセントが定期出席の基準を満たしており、学期の 90パーセント以上に出席している。
これは 2022年の第 4期よりも 3.5パーセントポイント高かったが、それでも 2019年の同時期よりは 12.5パーセントポイント低かった。
すべての学年レベルで欠席の増加が見られ、1年目から 6年目までは出席者数が増加していたが、その後、中等年目および、中等 2年目までは減少する傾向が続いている。
同省によると、2023年の第4期は 2020年にパンデミックが始まって以来、自主隔離など新型コロナウイルス感染症による健康要件の影響を受けなかった初めての期間となった。
しかし、依然として病気が欠席の主な要因だった。
教育省は、「前年との比較は政府の新型コロナウイルス対応の影響を受けている」としている。
「 2023年の第 4学期には、短期の病気や医療上の理由による欠席が 2020年以来初めて減少しましたが、依然として 2019年を上回っています」
しかし、パンデミックは依然として出席者に大きな影響を及ぼしており、その間のメッセージは「多大な警戒」を反映していたという。
「軽度の症状と軽度の不安を抱え、学校に通うことができ、またそうすべきであるにもかかわらず、学校を欠席し続けている生徒の中には、学習におけるギャップが増大している人もいます」
政府は今週、出席率の向上を目指した計画を発表した。
これには、不登校の生徒に対する「明確な義務」を伴う信号機設置、データ報告の増加、広報キャンペーン、生徒が十分に出席できる時期に関する公衆衛生上の指導、教育委員会の戦略的優先事項としての出席の設定などが含まれていた。