政府による公式死亡数データが操作されていた証拠が
ニュージーランドは、少なくとも最初の二回の接種までは、非常に多くの国民たちに対してコロナワクチン接種がなされました。
おおむね日本と同じ 80%程度です。
日本とニュージーランドの2回目までのワクチン接種率
ourworldindata.org
そのニュージーランドで政府から、今年、「2022年の死亡者数」が発表されたのですが、
「 2022年の 4歳以下の子どもの死亡数が、2019年より減っている」
数値となっていました。
ニュージーランド政府の公式データの数字より
aussie17.com
実際のデータは、西暦 2000年からのデータが並んでいるのですが、
「2022年は、0- 4歳の小さな子どもの死亡数が、近年で最も少ない年だった」
ことを示していました。
これに疑問を持った人物が、ニュージーランドの法律にある情報公開法(ニュージーランドでは「公式情報法」)を通して、死亡数のデータの公開を要求しました。
その結果、情報公開法によって示された数値をグラフにしますと、以下のようになり、「 2022年は平均の 2倍ほどの小さな子どもたちの死亡が示されていた」ことがわかったのです。
実際の「0歳から 4歳の死亡数」の推移
aussie17.com
政府は、実際の数字を公式データで示さなかったということになりますが、しかし、私が思ったのは「ニュージーランドがどうこう』という話ではなく、
「他の国でもこの方法が使われてい始めたら、いろいろとおしまいだな」
ということです。
情報公開法がない国では、政府の実際のデータを知りようもないですし、同じことをやられだしたら、それまでです。何もわからなくなります。
今回は、このことを報じていたサブスタック記事をご紹介します。
実際の政府データへのアクセスの方法と、その見方も図説で書かれています。
ここからです。
ニュージーランドの子どもの死亡数が驚くべき急増を示している:政府はそれを隠蔽したのだろうか
Startling Surge in Deaths of New Zealand Children: Did the Government Cover It Up??
aussie17.com 2023/12/02
公式情報法の要請を通じて、ニュージーランドの 0 ~ 4 歳の幼児死亡率の驚くべき上昇に光を当てた @SpiderCatNZ に敬意を表する。
ニュージーランドの 0 ~ 4 歳の幼児死亡数は、2000年から 2021年の平均 344人から、2022年には驚くべき 608人にまで急増していたことが、公式情報法への要請でわかった。
さらに、ニュージーランド政府が公式数値を改ざんしている可能性がある兆候もある。
最初は、そのような考え(※ 公式数字を政府が改ざんすること)は自分でも疑問だったが、調査結果が正確であることを確認できる。また、読者の皆さまにも調査結果を確認することをお勧めしたい。
その方法は次のとおりだ。
こちらからニュージーランドの公式統計ウェブサイトにアクセスし、「年齢別および性別別の死亡数(年次~12月)」を選択する。
次に、次のパラメータを選択するだけだ。
性別 = 男女合計
観察 = 乳児および 1 ~ 4 歳 (乳児は 0 ~ 1 歳として定義される)
年 = 2020 - 2022
以下のような結果が得られる。
この公式データは一見普通に見えると思われる。しかし、@SpiderCatNZ が公式情報リクエストを提出し、そこから、驚くべきものを発見した。
2022年のニュージーランドの全死因死亡統計では、0 ~ 4 歳の年齢層の死亡者数が合計 608 人であることが明らかになったのだ。
これは、2000年から 2021年の平均と比べて 76%の増加であり、まさに衝撃的な事実だ。
政府の公式統計ウェブサイトで報告された数字と比較すると、その数字には明らかな相違があり、公式統計ウェブサイトででは、2022年の死亡者数はわずか 249人だったが、公式情報法要請で明らかになった数字は、公式統計の 2倍以上であり、これは顕著な相違だ。
彼らは、公式情報法 (OIA) 事務所のデータを操作することなく、統合データ(StatsNZの公式データ)を操作したとでもいうのだろうか。
このようなことがまさに、ニュージーランド政府データに対する信頼が失われている背後にある理由だ。 状況全体が不審な雰囲気を漂わせており、当局には詳しい説明が求められている。
公式データについての公式情報法の回答全文は、SpiderCatz Web サイトからご覧いただける。