11月9日 カリフォルニア州の山火事の様子(上はサンタモニカ、下はパラダイス)
すでに季節は冬に近く、本来なら大規模な山火事など起きるようなシーズンではないのですが、11月8日にアメリカのカリフォルニア州で発生した激しい山火事は、あっという間に拡大して、いくつかの町などが焼き尽くされています。
11月10日の時点で、この山火事による犠牲者は 31人に上っていますが、山火事の拡大は続いていて、被害もさらに大きくなると予測されています。
その山火事の煙の様相は、まるで巨大火山の噴火のようでもあります。
11月10日 米カリフォルニア州の山火事の煙
この火事で、いくつかの町がほぼ完全に炎に包まれましたが、特に「パラダイス」という名の町の破壊ぶりはすさまじく、「地獄の業火」というような言葉を思い出させる様相が記録されています。
下の一連の写真は、そのカリフォルニア州パラダイスの 11月8日- 9日の様子です。
2018年11月8-9日 米カリフォルニア州パラダイスの光景
パラダイスは、人口 2万7000人の小さな町ですが、この近辺では、強風によって「 1分間にサッカー場 80面の勢い」で山火事が拡大し、逃げられないまま炎に包まれてしまった人たちが多かったようです。
11月10日までに、カリフォルニア州の複数の郡に非常事態が宣言されています。
もはや季節も何も関係なく、いつであろうと大規模山火事が発生するという状況になってきていました、自然災害の発生状況も終末的といえます。