2018年11月14日の桜島の噴火の様子
・共同
鹿児島県の桜島で、11月14日、爆発的噴火が発生しました。
2017年から特に激しい噴火を繰り返している桜島ですが、今回の噴火は、噴煙の高さが 4000メートルを越えたものであったことと、外観として、「火山雷」が、多く発生しているという点で、非常に迫力があります。
11月14日 桜島
・共同
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桜島は 2017年からの噴火数と、その規模が記録的なものとなっていますが、今回の噴火の様相を見る限りは、火山活動が落ち着いてきているというようには見えず、活動が活発なままだということがわかります。
この噴火では火砕流は発生しておらず、噴火による被害も報告されていませんが、ますます激しくなる火山活動がどのような方向に向かうのは気になります。
なお、この桜島は、新燃岳などを含む九州の火山群と「地下で接続している」ということが科学的研究で判明したことを以下の In Deep の記事でご紹介したことがあります。
「異なる火山が地下で接続している」ことが、初めて科学的調査で見出される。その最初の発見の現場となったのは、桜島と新燃岳の範囲を含む九州の姶良カルデラと霧島連峰…
桜島のある姶良(あいら)カルデラと、新燃岳のある霧島連峰は地下で繋がっているのです。
これが示すところは、桜島の活動が活発化しているということは、九州北部の火山活動の全体的な動きを反映しているものともいえるのかもしれません。