11月9日にジンバブエで撮影された珍しい幻日
太陽光学現象に「幻日」(げんじつ)と呼ばれるものがあります。
Wikipedia の説明では、
太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象のこと。
とありますが、一般的な幻日の光景は下のようなものです。
このように太陽を中心に両端にその太陽の光が反射するもので、大気中に氷が多くなる気温の低い季節に、高緯度の地域では比較的よく見られる現象です。
しかし、この幻日の反射した光が「縦横無尽に」走り回るというような光学現象は基本的にないわけですけれど、11月9日、アフリカ北部のジンバブエで、以下のような、さまざまに光や色がラインを描く珍しい現象が撮影されました。
https://youtu.be/RfX-CBDbvtA
撮影したのは、英国からジンバブエに旅行をしていた女性の方のようで、旅行記録としてインスタグラムに投稿されていたものです。
写真にしますと、太陽の周辺に以下のようなさまざまな光のラインが出現している様子がわかります。
11月9日 ジンバブエの幻日
こうなると、幻日といっていいのかどうかもよくわからないですが、いずれにしても珍しい現象だとは思います。
最近は一般的な光の現象もどんどん複雑化している感じがありますね。