ミニ氷河期の到来 異常気象 自然災害

穏やかな気候の冬のアイスランドを前代未聞の爆弾サイクロンが直撃し、「雪のカオス状態」に。全土で停電と交通の閉鎖が続く

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2019年12月11日 完全に雪に閉ざされたアイスランドのアークレイリ

WEATHER/ METEO WORLD




 

アイスランドという国は、まあ、緯度の高い国ではありますから、ある程度寒い場所なのですけれど、暖流であるメキシコ湾流の影響を受ける場所のために、実は冬でもそれほど寒くないのです。冬の気温は日本の秋田県と同じほどだそう。

そしてまた、「冬の気候がとても穏やか」であることでも知られます。

こちらのアイスランド観光系のサイトにも、

> 冬はびっくりするほど穏やかな気候。

と書かれてあります。

そのアイスランドが、おそらく過去には1度もなかったような非常に荒い気象に見舞われました。

大雪とハリケーン級の暴風を伴う爆弾サイクロンが、12月10日にアイスランドを襲ったのです。この暴風雪は最初、アイスランドの西部を襲い、翌日の 12月11日には国の東部に移動しました。

12月11日のアイスランド周辺の暴風雨の雲の状況

Veourstofa Island

アイスランド当局によると、この暴風雪で、アイスランド全国のほぼすべての接続道路が閉鎖されたままであると 11日に述べています。

また、広範囲にわたる停電をもたらしまし、家屋やインフラにも被害が広がっていますが、人的な被害は報告されていません。
 

2019年12月11日 雪のカオスの中のアイスランド各地


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fobosplanet


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なお、この爆弾サイクロンは、イギリス方面に向かっており、12月14日頃から、南イングランドなどに強風をもたらす可能性があると発表されています。

今年のヨーロッパは、経験したことのないような気象が繰り返し発生していましたが、穏やかなアイスランドまでもがこのようなカオスに見舞われることになるとは想像できないことでした。







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