シベリアに黒い雪が降ったことを伝える2019年2月14日のロシアの報道より
ロシアのクズネツクという場所で、「黒い雪が降った」ということが、ロシアの各メディアで報じられています。
下は、その 2月14日のロシアのクズネツクという町の用です。
何となくではなく、かなり明白に「黒い」です。
2019年2月14日 黒い雪が降り積もったロシアのクズネツクの様子
クズネツクの場所
・Google Map
このクズネツクという町は、ロシア有数の炭田がある炭鉱地帯でして、それが関係しているのではないかと説明されています。しかし、この地域の炭鉱としての歴史は非常に長いですが、「これまでに1度もこのようなことが起きたことはない」のだそう。
場所によっては、下のように、異様な迫力のある場所も出現していたようです。
このあたりは気温も比較的低く、氷点下 10℃以下になるのが普通の場所のようで、その中で凍結した雪や氷が全面的に黒くなった様子が、多くの SNS などに投稿されていました。
ケメロヴォ州当局は、現在、原因を調査していることですが、いずれにしても、何か「大気に黒い粒子が混じっていた」ことは確かなようで、住民の人々は、健康への影響も気にしているようです。
黒い雪といえぱ、ちょうど1年くらい前の冬に、この場所から比較的近い、カザフスタンのテミルタウという町で、「黒い雪が降った」ことを以下の記事で取りあげたことがありました。
この時は、大気汚染が原因ではないかと報じられていましたが、その後の調査で原因が確定されたのかどうかはわからないです。
このような現象は、「白であるべきものが黒く現れる」というところに、心理的なショックのようなものを引き起こす側面もあるようです。
何となく不安げな印象のニュースが続きます。