1万2000メートルの高さの噴煙を上げるシベルチ山
多数の火山が存在するカムチャッカ半島にあるのシベルチ山は、最近噴火を繰り返していたのですが、6月15日、近年の噴火の中で最大の爆発的噴火を発生させました。
噴煙の高さは、何と 1万2000メートル。これは、最近の世界のどんな噴火よりも巨大な噴煙の高さとなります。
5月の噴火の際にも 4000メートル級の噴煙が確認される噴火を起こしたりしていましたが、どうやら桁違いの大噴火を始めたようです。
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ロシアのカムチャッカ火山観測所(KVERT)によれば、噴火が発生したのは 15日未明で、その後、日本の気象衛星ひまわりが、上空 1万2000メートルに達する巨大な噴煙をとらえています。
2017年6月15日 シベルチ山
シベルチ山の場所
・Googla Map
ロシア科学アカデミーの火山地震研究所は、周辺を航行する航空機に対して、最も危険度が高い航空警報であるコードレッドを発令しました。
シベルチ山から50km離れたクリュチ村にも火山灰が
同じカムチャッカでは、クリュチェフスカヤ山という火山も同時期に噴火を続けていまして、地域として非常に火山活動が活発化しているようです。
それにしても、本当にものすごい噴煙ではあります。
シベルチ火山の噴煙
カムチャッカの火山の大噴火が日本に直接影響を与えることはないでしょうが、しかし、今回のシベルチ山のような大噴火が他でも頻繁に発生しますと、日照などを含めて、寒冷化など気候に影響が出るかもしれません。