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活動極小期の太陽に久しぶりに「地球サイズ」の巨大な黒点が出現。これから地球方向に進んできます

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2019年4月7日 太陽に出現した黒点活動領域 AR2738


Giampaolo Salvato




 

突如太陽に出現した超巨大黒点

太陽活動は、どんどん静かになっていまして、スペースウェザーのデータでは、今年 2019年の現在までの日数の中で 62パーセントが黒点のない状態でした。

黒点が出現した時にも、それらは、ほとんどが小さな黒点でしたが、しかし、4月7日、久しぶりに「巨大な黒点」が太陽に出現しました。

それは、AR 2738 とナンバリングされた黒点活動領域で、地球方向からの観測では、現在以下の位置にあります。


NASA

冒頭の写真の文字を入れていないバージョンを示しますと、次のようになりまして、この黒点の大きさが地球ほどのサイズになっていることがわかります。


Giampaolo Salvato

NASAの太陽観測衛星 SDO による他の画像では以下のようになっておりまして、それなりに活発な黒点のようにも感じます。


NASA

 

この黒点群は、おそらくは今年出現した黒点の中で最も大きな部類になるのではないでしょうか。

最近は、太陽フレアがまったく発生していないのですが、今回の大きさほどの黒点領域ですと、活動状態によっては、それなりの太陽フレアを発生させる可能性もあるかもしれません。

スペースウェザーの記事では、

「この黒点 AR 2738 が太陽フレアを発生させるかどうかはまだわからない」

としていまして、もう少し黒点群が地球の方に向いてこないと、活動状態はわからないようです。

なお、4月に入ってからの太陽でのフレア活動は以下のようになっていまして、最近は、「基本的にまったく太陽フレアが発生していない」ような状態が続いています。

2019年4月の太陽フレアの発生状況


NICT

そのような中で、「久しぶりの太陽フレアの発生となるかどうか」が注目されています。

仮に、サイズがこれよりも成長するようなことになれば、かなりのエネルギーを持つ黒点群に発達していくこともあり得るのかもしれません。

あと数日すれば、そのあたりがわかってくると思われます。







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