2017年12月20日のロシア「リア・ノーボスチ」の報道より
名のない火山の噴火による壮絶な噴煙
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12月20日、カムチャッカ半島で、「名前がない火山」が噴火したと報じられていました。
しかも、その噴火は、噴煙が 1万 5000メートルまで上るという大噴火だったようなのです。
カムチャッカの「名前のない火山」の大噴火の様子
このニュースを見て、ふと思い出したのですが、今年3月にも、カムチャッカ半島では「名前のない火山」が噴火しまして、その際にも、
という記事でご紹介したことがあります。
2017年3月10日の「名前のない火山」の噴火の様子
・earthreview.net
今回噴火した火山と、今年3月の火山が同じなのかどうかよくわからないのですが、共に「ベズイミアニ山」というカムチャッカ半島の火山の近くだというように報じられていますので、同じものなのかもしれません。
そうだとすると、位置は下の地図のベズイミアニ山の周辺ということになると思います。
・Google Map
しかし、写真を見る限り、あるいは噴煙の高さなどから考える限り、仮に同じ火山だとしても、今回の噴火は明らかに以前より大規模です。
12月20日の「名のない火山」の噴火の様子
これだけ激しい噴火が続くのでしたら、この際、名前をつけてもいいような気もするのですが、ロシアの報道にはそのようなことにはふれられていませんので、今後も「名のない火山の噴火」として続いていくのかもしれません。
こういうのを見て思うのは、カムチャッカ半島だけでなく、日本などを含めた環太平洋火山帯には、過去の活動を知られていない火山というものがたくさんあるはずで、こういう「名のない火山の噴火」の事例も今後さらに起きるかもしれません。