日本ではかつて政府から支給される形で、全国民にマスクが配布されましたが、ベルギーでも、2020年に政府からすべての国民( 1150万人)に対してマスクが支給されたことがありました。
その時に支給された官製マスクに「有毒な物質が含まれている」とするベルギーの公衆衛生研究所による調査文書の内容が最近報じられていました。
含まれている有毒物質は、主に「二酸化チタン」と呼ばれるナノ粒子で、これに反応したのは、おそらくは以下のように EU では、二酸化チタンの毒性を公にしていたこともあるからかもしれません。
EU連合、酸化チタンを発がん物質に区分
欧州連合(EU)は、危険有害化学品の分類、表示、包装に関する規制をとりまとめるCLP規則において、酸化チタンを発がん分類区分2(吸入)に分類する旨の官報を公布した。
2021年10月1日を適用開始日としており、1%を超えて酸化チタンを含有する製品には、特定の警告表示及びラベル表示が必要となる。 (coatingmedia.com)
フランスでは、2020年1月から、食品添加物の二酸化チタンの市場投入を禁止しています。
先ほどの報道に、
> 酸化チタンを発がん分類区分2(吸入)に分類する
とありますように、ここに「吸入」とあり、呼吸器からの体内への流入に問題があるということのようですので、直接、口や鼻の部位を覆っているマスクに使われていることが問題になったようです。
まあしかし、これらのマスクはベルギー政府が大々的に配布したものであるために、このように問題となっていますが、世界中で「個人がそれぞれで購入するマスク」については、「そこにどんなものが含まれているのかは実はわからない」という事実もあります。
日本へは、オンライン販売なども含めて、中国製のマスクなどが大量に出回っていると思われますが、それらの製品に「正直に使用成分が記載されている」というようにも考えづらいです。
以下の記事にありますように、マスクの種類と製法の状態によって、猛毒成分が含まれている可能性があるものもないとはいえず、実際にはマスクは「しないのが一番健康」ではあるのですが、する場合でも、ある程度はその商品の本質を調べたほうがいいのかもしれません。
[重要]一部のマスクに使われているポリウレタンには、トルエンの1万倍の毒性がある猛毒成分イソシアネートが含まれています
In Deep 2020年9月13日
ベルギーのマスクの問題について、ロシア・トゥディの報道をご紹介します。
ベルギーは、有毒な化学物質が含まれている可能性があるため、政府が配布するマスクを避けるよう警告した
Belgians warned to shun govt-distributed masks as they may contain TOXIC chemicals
RT 2021/02/26
ベルギーの公衆衛生研究所シエンサノ (Sciensano)から新たに漏洩した報告によると、2020年にベルギーの連邦政府によって国民に配布された何百万もの布製マスクに有毒化学物質が含まれている可能性がある。
ベルギー政府は 1500万枚のアヴロック社製マスクを購入し、民間薬局を通じて1150万人の市民に配布した。実際に使用されたのは連邦政府が配布したマスクの推定 3分の1だったと見られる。
これらのマスクはルクセンブルクの企業アヴロック (Avrox)によってアジアで製造されたもので、マスクを白く染色するために使用されている有毒ナノ粒子の銀と二酸化チタンによるこれらのマスクの汚染の可能性に関する苦情を受けて現在調査が進行中だ。
これらの有毒なナノ粒子が実際に存在することが判明した場合、政府が配布したマスクを着用したベルギー人は気道の損傷を被る可能性がある。
毒物学者たちは、これらのマスクを着用した人々は、特にすでに根本的な呼吸器系の問題を抱えている場合、肺炎を発症するリスクが高まる可能性があると警告している。
毒物学者のアルフレッド・バーナード氏は以下のように言う。
「遅かれ早かれ、特にマスクを定期的に洗って着用していれば、これらのナノ粒子に暴露することになります。そして、それらの物質は容易に肺や血液中に流入する可能性があります」
公衆衛生研究所シエンサノは、プレスリリースで、「これらは研究の第一段階の最初の結果であり、それらを注意深く解釈することが重要です」と述べた。
「現在のデータに基づいた場合、これらのナノ粒子が実際にマスクから出てくるかどうか、そして使用した方々にそれらの粒子がどの程度暴露するかを判断することはできません」
ベルギーはこれまでに、76万3000件を超える新型コロナウイルスの症例を記録し、2万2000人を超える死者を出している。