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大量死 最期の食糧危機

イランで主食の小麦粉価格が「 300% 急上昇」し、大規模な反政府デモが拡大

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現在の食糧供給の混乱による不足、特に「小麦」の不足は、現時点では中東や南米などの国で価格の高騰などにつながっています。

今は中東というだけで、この小麦の不足は、そのうち世界全体に広がると思われますが、イランで、

「小麦価格の急激な上昇に対して抗議する大規模な反政府デモ」

が起きました。

小麦価格が、急激に 3倍にまで上昇したのだそうです。

先日、英国のリスク管理コンサルティング会社が、燃料と食糧の価格上昇の中で、ブラジルやエジプトといった中所得国で暴動が発生しやすくなっているとするレポートを発表したことが報じられていましたが、イランでそれが発生したようです。

 

しかし、現時点で小麦価格が高騰しているとして、「今後、小麦価格が下がるという可能性はほとんどない」とも思われます。

アメリカからの制裁で経済が疲弊しているため、イラン政府は、なかなか出来ることが少ないと思われまして、暴動やデモが起きたとしても、「小麦を潤沢に用意する」ということは、今のイランには難しいと思われます。

高騰だけならともかく「危機的な小麦不足」ということもあり得ないことではないのかもしれません。

もともとイランは、激しい干ばつの中にあり、その農作状況は悪化し続けていると見られます。

(報道) イランで干ばつ深刻化、異例の体制批判デモに発展 (読売新聞 2021/07/27)

お隣のイラクも干ばつが激しい状態です。

(報道) イラク:ウクライナでの戦争と水不足で小麦の収穫量は半減 (Yahoo News 2022/05/09)

中東は、多くの地域でこのような干ばつによる小麦の収穫減少に見回れていると見られ、輸入が頼りとなる中での現在の状況となっています。

今後のことはわからないですが、小麦価格が緩和されることが、少なくとも短期間ではないとすれば、冒頭や抗議デモはまだ続いていく、あるいは拡大していくのかもしれません。

イランの暴動を伝えていた記事をご紹介いたします。




 


小麦粉ベースの基本食糧価格が 300%急上昇した後、反政府抗議がイランに広がる

Anti-Government Protests Spread In Iran After Flour-Based Food Staples Jump 300%
zerohedge.com 2022/05/21

先週から、イランでは大規模な街頭抗議が激しさを増しており、ウクライナ侵攻によるインフレにより、 小麦粉ベースの食品の主食の価格が 300% も急増した。

これは、イラン政府が食品補助金の削減に移行した後に起きた。

イランは、長年のアメリカの制裁措置によってすでに経済は荒廃しており、イラン政府は、海外の資産が凍結されたままであるため、小麦価格が高騰する中、国民の救済に関しての選択肢がほとんどない。

デモ隊は食料価格と薬などの緊急物資の不足に憤慨しており、暴動鎮圧措置を展開している警察との衝突につながっている。

最新の報道によると、ソーシャルメディアの映像は 、過去数日間に少なくとも 6人が死亡し、数十人が負傷したことを示した。死者数に関する政府の公式コメントはない。

ロイター通信は、「ソーシャルメディアに投稿された映像は、機動隊がデモ隊に実弾を発射したイラン中央部のファルサンを含む都市で激しい衝突を示した。また、治安部隊が抗議者を解散させるために催涙ガスや棍棒を使用した地域もある」 と報じている。

過去数日間、いくつかの州で散発的なインターネットの削減が報告された。これは、大規模な街頭集会の開催を防ぐための中央政府の手引きの一部だ。

先週の日曜には、主にイラン南部と南西に集中している 40の都市、および北部の少数の都市でデモが発生したと報告されている。デモは首都テヘラン、またはその近くに広がったと報告されている。

イランの食料価格の高騰によって引き起こされた反政府抗議は、テヘランを含む少なくとも 6つの州に広がっている。

今月初め、イラン大統領は、世界の小麦価格の上昇とアメリカの制裁がイラン経済に与える影響を緩和するために、商品価格を管理することを目的とした補助金改革を承認した。

中東地域の他の国々、特にレバノンとシリアでは、人々の手頃な価格の食品や基本的な主食へのアクセスが困難になりつつある。

中東と北アフリカの多くの人々が、ウクライナとロシアの両方からの小麦の供給遮断によって最も大きな打撃を受けると予想されている。

国際穀物評議会によると、戦争で荒廃したウクライナは、2020/21シーズンにトウモロコシの4番目に大きな輸出国であり、世界で 6番目に大きな小麦の輸出国だ。

ロシアの侵攻以前は、ウクライナは、600万トンの小麦と1500万トンのトウモロコシの輸出の準備ができていた。しかし、ウクライナの南部で最も成長している地域の生産者たちは 、紛争による混乱により、農機具の不足、あるいはディーゼル、肥料、種子の不足により播種作業を停止した。







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