北京の保護文公園「円明園」の国鳥。イメージ。yangtse.com
ブラックスワン(黒い白鳥)というと、いろいろな意味合いが感じられる存在ではありますが、黒鳥というものそのものは珍しいものではないです。
しかし、それらが「まとまって死亡する」というニュースはあまり聞いたことがありません。
2月1日、中国農業農村部は、北京の「主要動物疾病予防管理本部」の報告として、
「円明園遺物公園における野生の黒鳥による H5N8 高病原性鳥インフルエンザの感染に関する通知」
というタイトルの通知を発行していました。
中国共産党農業農村部の公式ウェブサイトより
sina.com.cn
これは、H5N8 高病原性鳥インフルエンザの流行が、北京で発生したことに関する通知であり、北京にある「円明園」という重要文化保護の場所である公園の池で、野生の黒い白鳥(ブラックスワン)三羽が「死亡していた」ことが発見されたことに関しての通知でした。
H5N8鳥インフルエンザは、基本的に人には感染しないとされていまして、それに関しての問題はないはずですが、それでも、中国の報道によれば、この H5N8 高病原性鳥インフルエンザの発生確認後、地区の動物感染防止管理本部事務所は、緊急対応メカニズムを直ちに作動させたとあり、緊急対応を実施し地域の野鳥の検査を実施したそうです。
これまでのところ、北京のこの公園以外では、 H5N8 高病原性鳥インフルエンザの発生は確認されていません。
ただ、「ブラックスワンの大量死」という響きが印象的でしたのでご紹介しました。
どのみちこれからいろいろと起きますしね。