2018年2月13日 南アフリカ・ケープタウン近郊のスーパーセル
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ここ最近の南半球の悪天候のすさまじさは、例えば少し前の、
・オーストラリアの悪天候の中で出現し続けた「上に広がる落雷」
地球の記録 2018/02/12
という記事でのオーストラリアの信じられないような「上に立ち昇る落雷」というような、珍しい光景にも現れているような気がしますが、同じ南半球の南アフリカも、最近は繰り返して悪天候に見舞われています。
そんな中、2月13日には、南アフリカの大都市ケープタウンを含めた西ケープ州広範囲では、壮大なスーパーセル(超巨大積乱雲)を伴う極めて激しい悪天候が吹き荒れました。
南アフリカ・西ケープ州の場所
・Google Map
2月13日のケープタウンの空の様子
スーパーセルに発達する前の雲の様子
発達していくスーパーセル
この嵐により、西ケープ州の広範囲に雹(ひょう)嵐が降り注ぎましたが、最近の南半球では、「嵐と雹」が一体となることが多く、激しい嵐が発生すると、かなりの確率で雹が降るようです。
幸い大きな被害は報告されていませんが、同じような場所に何度も何度も繰り返し雹が降るというのは何となく象徴的な感じはいたします。
かつては、こんなに頻繁に雹が降ることはなかったという話もあり、悪天候の様相も次第に変わってきているようです。